冬の旅 美作の国 城下町・津山の鉄道と街歩き
あの山崎御大やオダギリジョーを生んだ岡山県津山市。
人口10万、県北部・美作地域の中心地をゆっくり訪ねてきました。
「津山城」はかつて5層の天守をもつ平山城でした。
城跡に高くそびえる石垣は高さ22mという立派なもの。
また築城400年で復元された備中櫓があり、ここからは中国山地に囲まれた街並みが一望できます。
そして春には西日本有数の桜の名所となりますが、
冬の人の少ない時期の散策も趣がありおすすめです。
次に訪れたのはJR津山駅に隣接している「津山まなびの鉄道館」。
京都・梅小路に次ぐ国内2番目の規模の機関車庫をもち、
鉄道の歴史を学べる施設として人気を集めています。
扇形機関車庫にはキハ28やキハ58などなつかしの気動車を始め、
D51やディーゼル機関車・D51など計13両が収蔵されています。
またNゲージのジオラマ模型館もおすすめです。
(大人310円、月曜休館)
城下町の面影を色濃く残すのが「城東 重要伝統的建造物群保存地区」。
なまこ壁・うだつのある町家が2kmに渡って軒を連ねています。
この城東地区をさらに東に行くと、津山ホルモンうどんの名店「橋野食堂」。
新鮮なホルモンと独特の甘みのあるタレがたまりません。
さらに進むと「イナバ化粧品店」が見えてきます。
そう、あのB'zの稲葉浩志さんの実家で、多くのファンが全国からイナママに会いにやってくるそうです。
鉄分補給のため津山から因美線で鳥取方面へと思いましたが、なんせ4時間に1本の運行。
ゆえに乗車できず、レンタカーでレトロな駅舎をたっぷり撮影してきました。
仕上げは津山中心部から車で30分の美作市の「湯郷温泉」へ。
湯原・奥津とともに美作三湯のひとつに数えられています。
そして日帰りなら「鷺温泉館」がおすすめ。
大きな岩を巧みに配した露天に身を沈めれれば、日ごろの疲れも吹っ飛んでいきます。
京都から名神・中国道で2時間半。この冬、自分へのいやし旅にいかがですか?