兵庫の3セクに あの昭和の名車 キハ40がやってきた
兵庫県の北条町(加西)~粟生(小野)を結ぶ13,6kmの第3セクター・北条鉄道。
のびやかに広がる北播磨の田園風景の中を、歴史を感じる無人駅舎に停車し、
なつかしいディーゼル音を響かせながら のんびり走る鉄道です。
この路線に あの昭和の名車「キハ40」が JR東日本から譲渡されました。
これは昨年3月まで雪深い東北のJR五能線を約40年走り続けたベテラン車両なんです。
3月13日から 運行が始まりましたが、
このキハ40はできるだけ五能線のままの味わいを残しているのが大きな特徴です。
アイボリーにブルーラインのボディカラーもそのまま。
また車内も壁面パネルは東北地方の路線図を残し、
車内吊りの広告もあえてJR東日本のころのポスターを掲示しています。
昭和の車両ゆえ窓は全部開きますし、運転席のマスコンもレトロそのもの。
4人掛けの固定ボックス席も そのままの佇まいです。
宿場町として発展した加西市の中心・北条町を出発。
大正4年築で駅舎が国の有形登録文化財にもなっている「長」、
ボランティア駅長が大阪のお坊さんで、月に何回か駅で読経や人生相談を行う「播磨下里」。
列車行き違い設備がある「法華口」。
ホームには大きな桜の木があり、春は列車と古いホームと桜の写真が撮影できます。
また ここからは 旧海軍の演習場だった「うずらの飛行場跡」に行くこともでき、
紫電改の実物模型にも出会えます。
終点:粟生までは23分の旅。この駅でJR加古川線と神戸電鉄粟生線と接続します。
是非この春 北播磨で第二の人生をスタートした キハ40に会いにお越し下さい。
羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください!
#47 <北条鉄道がキハ40を導入>
兵庫・北播磨を走る3セク・北条鉄道。2022年春、これまで東北のJR五能線を走っていたキハ40をJR東日本より譲り受けました。40年余り 五能線を走り続けた姿をできる限り残して、新たな人生を北播磨でスタートさせた昭和の名車を追ってみました。
YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
チャンネル登録よろしくお願いします!