大阪メトロ御堂筋線は、1933(昭和8)年開通の日本で二番目に古い地下鉄。
天王寺・なんば・心斎橋・本町・淀屋橋・梅田などを結ぶ大動脈で、
大阪メトロの路線では一番の稼ぎ頭です。
今回は梅田の次の中津から、地上部分を走る北大阪急行の千里中央までを紹介します。
地上に出て すぐに淀川を渡れば「西中島南方」。
大阪メトロには2つの地名をくっつけた駅名が多いのですが、そのはしりになったのがこの駅。
南方(みなみがた)と濁りますが、接続する阪急京都線は南方(みなみかた)と読みます。
次の新大阪は、新幹線ホームの真下にあります。
意外と知られていませんが、ホームの北端にかなり広いトレインビュースペースがあるんです。
安くてうまい飲食店が多い「東三国」を過ぎれば、御堂筋線・終点の「江坂」。
ここで北大阪急行の乗務員と交代です。
「緑地公園」は、大阪4大緑地のひとつ服部緑地への最寄駅。
甲子園球場33個分という広大な敷地は、府民の憩いの場となってます。
そしてマンションやUR団地がずらりと立ち並ぶ「桃山台」を出ると、
「千里中央」までは再び地下部分に入ります。
ちなみに桃山台~千里中央の一駅運賃は今でもたったの100円と日本一安い初乗り運賃。
前の万博でしっかり稼いだようです。
かつて1970年の万博開催時は、
この「千里中央」から「万国博中央口」までの一駅が伸びていました。
半年間の開催時のみ存在した「万国博中央口」は、
太陽の塔のそば、今の中国道の上り吹田料金所のあたりにありました。
そんななつかしい半世紀前の熱気を思い出しながら終点「千里中央」に到着です。
そして現在、この「千里中央」から2駅のさらなる延伸工事が行われており、
来年度中に「箕面船場阪大前」と「箕面萱野」が誕生することになっています。
羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください!
#55 中津~千里中央 ~地下鉄の地上区間の現在・過去・未来~
大阪メトロ御堂筋線の中津から、北大阪急行の千里中央までの地上区間を取り上げました。1970年の大阪万博でメイン輸送を担当した過去の栄光から、来年度完成予定の延伸部分まで 地下鉄の地上区間の現在・過去・未来を探ります。
YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
チャンネル登録よろしくお願いします!