1日85万人が利用するJR西日本最大規模の大阪駅に、
先月18日から「うめきたエリア」の新ホームが開業しました。
これまで「関空特急はるか」「南紀特急くろしお」などは
貨物線に入り大阪駅を通過していたのですが、
うめきた新線が完成したことで大阪駅の新ホームに停車するようになりました。
これにより大阪駅から関西空港や和歌山・南紀方面への所要時間が短縮され
利便性が増したのです。
従来のホームから新ホームへは
エスカレーター下り計3回、上り1回を乗り継いで徒歩5分で到着します。
新エリアは21~24番ホームがあるのですが、
21番線は下りの特急はるか・くろしおの乗車専用ホーム。
ここに注目のフルスクリーン・ホームドアが設置されています。
どんな列車の扉位置や数にも対応できるという世界初の優れものです。
このうめきたエリアの最大の特徴は、最先端テクノロジーが集結していること。
事前登録したら顔パスで通過できる「顔認証改札」(現在は実証実験中)。
また「可変式サイン」も画期的です。
スマホで行きたい場所を事前に登録、駅に降りるとアプリを起動させ、
デジタル案内板に表示されるあなた専用のマークの通りに進めば
目的地に到着できる最新鋭の道案内です。
さらにこちらの音声での質問に答えてくれる「AI案内所」や、
トイレの利用状況が一目でわかる「デジタル空室表示」、
キャッシュレスで買える「駅弁自販機」などが備えられています。
ただ実際に歩いてみて気になるのは、新エリアにはコンビニや売店がいっさいないこと。
またみどりの窓口も自動券売機となり、駅員の姿もほとんど見当たらないので、
遠方からの乗客・高齢者・外国人客などは戸惑うかもしれません。
(リモートでの問い合わせは可能)
そして上り下りの多い連絡通路の移動は、
大きな荷物をもっては少々負担になるかもしれません。
さらにうめきた地下ホームができたことで、
貨物ヤード側だった北口のうめきた広場も寛ぎの場として大きく装いを変えました。
いま新ホームの上には22階建てのビルが、
また西口の旧中央郵便局跡にもJPタワー大阪のビルが建設中。
2025年の関西万博を見据えて大阪駅はまだまだ変貌を遂げそうです。
羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください!
#70 「JR大阪駅 ~うめきた新エリアの全貌~」
2023年3月18日のダイヤ改正で誕生した大阪駅・うめきたエリア。
これまで梅田貨物線に入って大阪駅を通らなかった特急はるか・くろしお・おおさか東線などがこの新エリアに入線。最新テクノロジーを駆使した うめきたエリアの魅力や課題などその全貌を紹介します。
YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
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