今日からあべのハルカスで開催する
「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」
をご紹介です!
こちら2019年に同じくあべのハルカス美術館で開催した
「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」という展覧会の発展版で、
明治工芸の超絶技巧DNAを引き継ぎつつ
さらなる進化を遂げる現代作家17名の作品を
ずらりと観ることができます。
この展覧会、とんでもないですよ。本当に!
まず入ってすぐのところにある作品にご注目。
前原冬樹《一刻》グローブとボール 2022
こちらどう見ても革製の野球グローブとボールにしか見えませんが、
実は木で出来ているんです...!!
信じられますか?!
また、今回の件展覧会の顔でもありますこちらの作品
前原冬樹 《一刻》スルメに茶碗 2022
こちらも
おぉ、スルメか。
って思うじゃないですか?
木で出来てるんですって!!!
信じられないですよね?!
私、何度もじっくり眺めましたけど
まだ信じれていません(笑)
それくらいに再現性高すぎるこちらの作品たち、
さらにすごいのは一本の木から出来ている一木造りということ。
作家の前原冬樹さんはこちらの作品たちを、
ひとつの木から削り出し、
細部に至るまで丁寧に丁寧に削って造り上げたという
まさに超絶技巧ー。
ご本人いわく、制作途中でイヤになったりして
放置していた頃もあったので
制作にかかった時間はよくわからん!とのことでした。(笑)
またほかにも驚愕の作品がこちら!
松本涼 涅槃 2021
こちら、素材は紙のように見えますよね。
しかし!これも木彫の作品!
木を究極にまで削り出して
紙のような薄さである数ミリまで削って造ったようです。
木材を数ミリ単位って...気の遠くなる話です(笑)
松本涼 輪廻 2022
こちらも同じく松本涼さんという作家さんの作品で、
この風車は風を吹きかけたらちゃんと回るんですって!
木で出来てるのに!
しかも松本さんも一木造りに拘ってるので、
こちらも一本の木から出来ているという...
アッパレです。
ほかにも凄い作品ばかりでした!
長谷川清吉 銀製 梱包材 2023
こちらは普段よく見るあのプチプチ!を、
銀で作ったというまた一風変わった長谷川清吉さんの作品。
小坂学 #256[BCL Radio] 2022
こちらは昔懐かし、SONYは1972年製のラジオ。
これ、何の素材で作られてるか分かりますか?
なななんと!!!!!!!!!
紙なんです。
実際のラジオと全く同じ部品を
全て紙で制作されたようです。
細すぎる......
ひと作品に対して
莫大な時間と熱量をかけて仕上げるという
まるでアスリートのような作家さんたちには圧倒されました。
ほかにも明治時代の工芸品を含め
驚愕するほど超絶技巧な作品が満載ですよ!!
なお、作品は一部写真撮影可能です。
(今回私は報道者向け内覧会でしたので、
特別に撮影させてもらっている作品も含まれています。)
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA
観覧料 一般1600円
会期 2023年7月1日(土)~9月3日(日)
会場 あべのハルカス美術館
開館時間 火~金 10:00~20:00 月土日祝 10:00~18:00
※7月3日(月)は休館日なのでご注意ください!!!!