今年の３月に北大阪急行の千里中央～箕面萱野間２，５ｋｍが延伸されました。
１９７０年の大阪万博にあわせて江坂～千里中央の５，９ｋｍで開通した北大阪急行。
今回の延伸部分にある２駅はいずれも箕面市内になります。

これまでのターミナル「千里中央」から地下区間を走って、次の駅「箕面船場阪大前」へ。
ここは新御堂筋の下に駅が設けられ、
地下３階の改札口から長い直行エスカレーターで一気に地上２階まで上がります。

駅に隣接して建つのが箕面市立文化芸能劇場。
最新設備を備えた大ホールは１４００人が収容できます。

劇場の向こうには阪大・外国語学部のキャンパスがあり、
その向かいの箕面市立船場図書館は大学と市民が共同利用でき７１万冊が収蔵されています。
また新駅の誕生で、現在タワーマンションが３棟建設と新しい街が形成されています。

「箕面船場阪大前」を出発するとすぐに地上に飛び出し、
車窓右側には繊維問屋街、左側には住宅地と箕面山系がひろがる
穏やかな風景を見ることができます。

終点「箕面萱野」のホーム先端は狭いスペースですが、鉄ちゃんには最高の撮影スポット。
駅前にはバスターミナルも設けられ、
これまで千里中央発着だったものがだいぶこちらに移ってきました。

駅に隣接の「キューズモール箕面」は６棟１１０店舗からなる自然と調和した商業施設。
もともと２００３年にフランス発のスーパー・カルフールとしてオープン。
当時はローラースケートを履いた店員や、今も残る斜行エスカレーターが斬新でした。

この延伸により箕面萱野と梅田が２５分で結ばれることになり、
心斎橋・なんば・天王寺へも直結するという箕面市民の半世紀に渡る夢が実現したのです。

１９７０年の大阪万博の時に千里中央までが完成し、
２０２５年の大阪・関西万博を前に延伸された北大阪急行の路線。
箕面の新しい顔を見にぜひ一度　ご乗車下さい。

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#87「北大阪急行延伸部分（千里中央～箕面萱野）には何があるのか」