今回の話題は「もやし」。
さて、もやしって何?
それは日本の発酵食品に欠かせないもの。
酒や味噌、醤油などを作るために欠かせない麹の、その元を「もやし」と呼びます。
この「もやし」、いわゆる種麹(たねこうじ)を製造している「もやしや」は全国で十軒ほどしかありません。
そこで作られる「もやし」が日本の発酵食品を支えています。
それは私たちの嗜好や健康をささえているということです。
この日は京都で360年以上も続く「もやしや」株式会社菱六 主人 助野彰彦(すけのあきひこ)さんをお迎えしました。
助野さんは京都生まれ。早稲田大学卒業後、東京農業大学で醸造学を学ばれました。
2002年に実家である「菱六」に入社。家業を受け継ぎました。
日本人がその知恵と技で作り、育て、磨き上げてきた「もやし」の不思議とすごさを大いに語っていただきました。
米團治さん、助野さんが持ってきてくださった見本を食べてみる一コマも。
今年最初のお客様はファッションデザイナー 菅井英子(すがいひでこ)さんでした。
ニューヨーク州立ファッション工科大学に留学、デザイン、マーチャンダイジングを学び帰国後は素材を知るためにテイジンに入社し、テキスタイルの企画・開発、そしてファッション・マーケティングなどを手がけられました。
そして10年、ついに株式会社デコ・ジャパンを設立しファッションデザイナーとしての活動を開始されます。
日本の伝統技術とその職人さんたちとの出会いから菅井さんは日本の伝統文化に根差すものこそ世界に問えるオリジナルだと考えます。
昔からの「カタチ」、「素材」、「色」、そして「技術」。
菅井さんが目指すのはこれらをクロスオーバーさせ、新しい感覚とテクノロジーで表現する"Japan Style"。
美しく、楽しく、面白い。菅井さんの熱いモノづくりへの思いをお聞きしました。
お持ちいただいた菅井さんの作品に袖を通した姿をパチリ。
本日、米團治日和。今年も宜しくお願いいたします。
亥年も様々なジャンルでご活躍されている方、ユニークな方をお迎えして
米團治ならではの切り口でお聞きしていきます!