2020年8月アーカイブ

8月19日、26日放送 ゲスト:邦楽家 今藤政之祐さん

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今藤さんは1971年、12月京都祇園に生まれました。
三味線の音を子守唄がわりに育ったといいます。

2歳で常磐津節を常磐津文彌師に師事。
6歳で囃子を藤舎(とうしゃ)せい子師に師事。
その後1986年には今藤政太郎師、今藤文子師に師事。
1989年に上京し、その後1992年に4世今藤長十郎家元より
今藤政之祐の名を許されました。

1997年、2007年はフランス公演に参加するなど活躍の場を広げていらっしゃいます。

現在は長唄「政寿会」主宰。今藤政之祐プロデュース「和のこころ、糸にのせて」主宰。
「今藤同門会」、「長唄政祥会」、常磐津節長唄研究会「双翼会」同人。

長唄演奏会、舞踊会、歌舞伎公演、NHKテレビ、ラジオ放送に多数出演し、
商業演劇の長唄指導も手がけておられます。
邦楽の魅力や奥深さをじっくりと演奏も交えて語っていただきました。
米團治さんも浴衣姿でのインタビュー、思わず歌いだすシーンもあって
賑やかな楽しい放送となりました。

I桂米團治

桂米團治 / 邦楽家 今藤政之祐さん.jpg

8月5日、12日放送 ゲスト:NPO法人大文字保存会・長谷川綉二さん

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8月16日の夜。京都の町を包むようにともる五山の送り火。
京都の夏の終わりを告げる風物詩。

お盆に迎えた先祖の霊を、再び浄土へと送る炎。
大切な炎だから、どんなことがあってもともさないという選択はありえません。
戦時中、やむなく五山とも取りやめたことはあったそうですが
行事が復活して以降は五山揃って点火しています。

しかし、今年はコロナ禍。
保存会の会員や観客の密集を避けるため規模が縮小されることになりました。
一番に点火される東山如意ヶ嶽の「大文字」は
大の中心点とそれぞれの端、計6か所のみ点火されることとなりました。

今回もNPO法人大文字保存会・長谷川綉二さんをお迎えし、
2020年送り火について縮小してでもともすという
苦渋の決断をされた保存会の人々の思いに迫りました。
心無い人たちの騒動があり、心配されていましたが
無事、とても力強い灯がともされました。

桂米團治さん / NPO法人大文字保存会・長谷川綉二さん

NPO法人大文字保存会