麻紀さんは先代のお父さんがたまたま依頼されたジーンズの黒染めに苦労されているのを見て、
自分ならできると思ったそうです。伝統の黒染めの技に麻紀さんが学んだテキスタイルの知識が
洋服を黒く染める独特の技法を生みました。
先代が本物の色を求め、試行錯誤を繰り返したどり着いた黒。
その技法を生かして五代目の新しい挑戦は今の時代に沿った新しい黒染め。
今や全国から麻紀さんのもとにコートやジャケットなど黒への染め直し依頼が舞い込みます。
対談では日本の黒紋付に代表される黒の文化とともに、麻紀さんの奮闘記をお聞きしました。
http://www.black-silk.com/
北野天満宮。
都に相次いだ天変地異は大宰府で失意のうちに亡くなった
菅原道真公の怒りに違いない。
祟りを恐れた都の人々は道真公が亡くなって44年後の
天暦(てんりゃく)元年 、947年に北野天満宮を創建しました。
その後は一條天皇より「北野天満大自在天神」の神号を賜り、
天満宮の号を許されることになりました。
祟りをもたらすと、人々を恐怖に陥れた道真公は、
いつしか文武両道の神様として
「天神さん」と崇められ親しまれる神さまとなりました。
また北野天満宮は御手洗(みたらし)の神事でも知られる神社。
コロナ禍で見直されている日本人の手洗いの伝統についても
お聞きしました。一時も早くこのコロナの収束を願います。