京都市下京区ご出身。5歳よりマリンバを始め、同志社中学校では管弦楽部に入部。
この時に音楽家を志し、京都市立堀川高校音楽科を経て、
1992年京都市立芸術大学大学院音楽研究科を首席で修了。
マリンバのソリストとして活動中、2005年、木琴の巨匠・平岡養一氏が初演した『木琴協奏曲』を平岡氏の木琴で演奏したことがきっかけで、その木琴と約600点にのぼる楽譜やマレットを譲り受けました。
以後、演奏・執筆活動を通じ木琴の復権にも力を注いでいらっしゃいます。
一方で、600点の着物や帯を有するアンティーク着物コレクター、文筆家としても知られています。
海外での活動や音楽賞文化賞などの受賞歴も多数。演奏家としてだけでなく、様々な分野で活躍中です。
紬織の人間国宝・志村ふくみさんを祖母に、その娘で染織家の志村洋子さんを母に
京都にお生まれになりました。
京都大学法学研究科博士課程修了。京都大学助手、英国ウォーリック大学客員研究員を歴任。
大学院では、20世紀の哲学者カール・ポパーを研究されました。
祖母、母とともに、二人の芸術精神を継承し、後進の指導を目的に
2013年芸術学校アルスシムラを設立。
2016年には染織ブランド・アトリエシムラを設立し、着物などの制作に取り組んでおられます。
この度、志村ふくみさんが衣装を手掛けた能舞台「沖宮」が新たに公演されることとなり
新作能『沖宮』公演実行委員会」を立ち上げられました。クラウドファウンディングでは
想定以上の支援が集まり、予定通り公演遂行の運びとなりました。
色彩の妙、自然との調和、芸術との接点など日本の文化に関わる深いお話をお聞かせいただきました。