2021年6月アーカイブ

6月16日、23日放送 ゲスト:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 館長 エンツィオ・ヴェッツェルさん

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京都のゲーテ・インスティトゥートは、1963年の開設以来
ドイツ語教育と国際的な文化交流の促進に積極的に取り組んできました。
1983年には鴨川沿いの現在地に移転し、
2011年4月より、招聘アーティストと日本の芸術家の出会いの場である
アーティスト・イン・レジデンスとなりました。

来日したアーティイストはヴィラに滞在して創作活動を行い、
日本の文化シーンと直接交流し、様々なプロジェクトを展開します。
芸術や文化の交流は、人と人、心と心の深い共感を生み出すことでしょう。

コロナ禍の現在、ドイツ人アーティストが来日できず、催しはオンラインに切り替えられています。

今年はヴィラ鴨川10周年という節目の年。
ドイツと日本のさらなる交流を願い、エンツィオ・ヴェッツェルさんと米團治、
独日文化対談で盛上がりました。

桂米團治とエンツィオ・ヴェッツェルさん

6月2日、9日放送 ゲスト:日本文化研究センター名誉教授 音楽学者 細川周平さん

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細川さんは昭和30年1955年生まれ。
東京芸術大学大学院音楽研究科博士課程を修了。
大学院在学中から『音楽の記号論』『ウォークマンの修辞学』などを刊行し、
「ニュー・アカデミズム」の担い手の一人として活躍しました。

1990年代からテーマを日系ブラジル移民研究に移します。
著書『遠きにありてつくるもの―日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』で2008年、読売文学賞を受賞。
さらに今年、黒船来航以来、太平洋戦争の終戦までの約百年、この国が洋楽をいかに受け止め咀嚼してきたかを、大衆の目線から描き切った『近代日本の音楽百年』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

併せて、2020年度「ミュージック・ペンクラブ賞」のポピュラー音楽部門評論部門も受賞しました。
楽曲を聞きながら、音楽の始まりの話に盛り上がりました。

桂米團治と細川周平さん

桂米團治と細川周平さん