およそ190年の時を経て祇園祭に帰ってきた山「鷹山」。
長かった眠りの時を経て、堂々たる姿をよみがえらせました。
その日までの道のりは町衆にとってどのようなものだったのでしょう。
応仁の乱以前から巡行に参加していた由緒ある鷹山。
文政9年、1826年の巡行の際の風雨で大破し、翌年巡行を休止し、
以後休み山となりました。
人々は復活を目指し三条通室町西入の町家(ちょういえ)等で鷹匠(たかしょう)、
犬をつれた犬飼(いぬかい)、樽を背負った従者 樽負(たるおい)の三体の御神体や
残された懸装品をお飾りする居祭(いまつり)を続けてきました。
そして2014年に鷹山囃子方が復活、2015年5月に一般財団法人鷹山保存会を設立。
ついに今年、巡行への復帰が実現したのです。
番組には鷹山保存会理事長の山田純司(やまだじゅんじ)さんにお越しいただき
長かった復活までの日々をふり返っていただきます。