2022年8月アーカイブ

8月17日、24日放送 噺家 桂しん吉さん

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今回のゲストは米團治と同門、噺家の桂しん吉さん。
しん吉さんは1978年大阪府吹田市生まれ。
1998年1月に故桂 吉朝に入門、しん吉の名前をいただきます。
入門したその月に豊中市 伝統芸能会館「岡町落語ランド」にて初舞台に上がりました。
翌2月から大師匠 桂米朝宅で3年間、住み込みの内弟子修業を開始。

落語家としては2010年10月 ABCホールにて第1回「桂しん吉独演会」を皮切りに
2011年 1月には新進落語家競演会 新人奨励賞を受賞するなど順調に歩みを進めておられます。

趣味は鉄道写真いわゆる撮り鉄と鉄道の旅、乗り鉄。
鉄道好きが高じて電車がボヤく落語を制作、電車を借り切っての落語会などするうちに
鉄分の濃い落語家として知られるようになり、鉄道関連のイベント、番組にも出演が増えました。
さらに特技をいかし横笛とバンジョーのユニット「元祖お囃子カントリー ぐんきち」を結成、
2003年1月に初ライブ以後定期的にライブを開催しています。
音曲芸も得意とするしん吉さん。番組では笛の演奏も聞かせていただきました。
その多才な噺家人生を大いに語っていただきました。

https://k-shinkichi.net/

桂米團治、噺家 桂しん吉さん

8月3日、10日放送 大文字保存会理事長 長谷川英文さん

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8月16日の夜。夏の終わりを告げるように 五山の送り火が灯ります。
お盆に迎えた先祖の霊が迷うことのないようにと浄土への道を照らします。
大切な炎だから、どんなことがあっても灯さないという選択はありえません。

コロナ禍でこの2年、部分点火にとどまりましたが
火床を守ってきた人々の思いは忸怩たるものがあったことでしょう。

2022年、今年は3年ぶりに通常通り点火されました。
それまで稲光と激しい雨が京都の町に降り続いていましたが
点火の頃になると小降りになり、少し遅れての点火の頃には
雨もおさまり、3年ぶりの全面点火の灯が山々に浮かびました。
炎は人々の心に大切な人への思いを再び灯らせたことでしょう。

ゲストの大文字保存会理事長 長谷川英文さんは
8月16日はものごころが付く前から山で過ごしました。
今まで下界から大文字を見たことがないと言います。

大切な炎を何としても灯す。
京都の信仰を受け継ぎ守ってきた保存会の人々の誇りをお聞きしました。
理事長はじめ、関係者の皆様、ほんとうにお疲れ様です。

桂米團治、大文字保存会理事長 長谷川英文さん