今回のゲストは池坊専宗(せんしゅう)さんです。
華道家元池坊 次期家元池坊専好さんの長男として京都に生まれ、
高校を卒業したのち慶應大学理工学部に入学、その後東京大学法学部に入学、卒業という理系文系を横断する学歴の持ち主。
花を生けることは好きでも嫌いでもなかったという専宗さん。
それでも子どもの頃から長男である自分は生け花の未来を託される象徴であり希望なのだろうということを感じていたそうです。
池坊のいけばなに携わることに情熱を感じるようになったのは
大学を卒業してから出会った先生とのお稽古を通して。
自分の花を信じることができるようになったといいます。
華道家である専宗さんにはもうひとつ写真家という顔があります。
いけばなの記録として撮り始めた写真も彼にとっては花をいけることと同じ。
植物と向き合いその命のありようや、時間の流れ、花のある空気感など
彼が感じたものそのものです。
将来を担っていく専宗さんと米團治の対談、どうぞお楽しみください。