第95回 桜の名所 世界遺産・東寺~1226年目の春~
2022年4月3日 放送
現存する平安京唯一の遺構である東寺。弘法大師空海が真言密教の重要な拠点とした寺で、796年に創建と伝わる古刹。今回は弘法大師が思い描いた真言密教の世界と不二桜が咲き誇る世界遺産・東寺の春の魅力に迫る。
まずは、創建当時に思いを馳せ、平安京の正門にあたる羅城門の東西に国立の寺院、東寺と西寺を建立した経緯を紐解く。弘法大師が東寺の造営と運営を任されたワケとは?そして西寺が滅び東寺が残った理由にも触れる。
次に案内するのは、威風堂々と建ち並ぶ伽藍。
「金堂」「講堂」「食堂」が、「仏」「法」「僧」の順に並ぶとされる理由とは?
また、作家・司馬遼太郎が度々足を運んだという御影堂も訪れ、毎朝行われる生身供の様子も伝える。
さらに、21体の仏像のうち16体が国宝に指定されている立体曼荼羅の見どころも紹介する。 戦乱や火災で焼失するたびに再建されてきた東寺の歴史をプロのツアーガイドの解説でめぐる。
取材先リスト
真言宗総本山 教王護国寺 東寺
京都市南区九条町一番地
電話 075-691-3325