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7月20日のテーマは...遺言について(その1)基礎知識

▼今回は2週にわたり、遺言についてお話しします。
 実は法定相続通りになると残された人が困る例というのが存在します。
 子供がいないご夫婦の場合、
 配偶者+亡くなった方の兄弟姉妹が相続人となります。
 相続手続きをしようとすると亡くなった方の
 兄弟姉妹全員のハンコが必要となりますので配偶者が困ります。
 兄弟姉妹がみんななくなっているといっても
 その子供(甥や姪)が代襲相続人となりますので、一層ややこしくなります。
 しかしながら、妻に(or夫に)全財産を相続させるという
 遺言さえあれば困ることがありません。

▼遺言には大きく分けて2種類あります。
 自筆証書遺言と公正証書遺言 どちらも効力は同じです
 しかし、自筆証書遺言は効力が否定されるリスクがあります。
 まず遺言としての形式的な要件を満たしていない場合、無効となります。
 素人が作成するので、スムーズに相続手続きできる内容になっていないこともあります。
 このほか、偽造とか脅迫により作成されたというような場合、
 効力に関する争いが生じる恐れもあります。

▼死後に遺言書が隠匿される恐れもありますし、
 死後に家庭裁判所に検認を申し立てる必要もあります。
 一方、公正証書は公証人が作成しますので形式不備や偽造などの争いは起きないし、
 死後の検認も不要となります

▼実は自筆証書遺言については、法務局に保管してもらう制度ができました
 保管の際に本人確認されるため、偽造とかいう争いは起きません、死後の検認も不要です。
 ただし、法務局は中身には関与しないため、内容については争いになる可能性があります。

★ぜひ遺言については【みお綜合法律事務所】に一度、お電話ください。
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番組について

私たちにとって身近な、お金にまつわる色々な法律問題についての解決方法を「みお綜合法律事務所」の弁護士・澤田有紀先生にお伺いする“法律相談番組”です。

出演者

澤田有紀 (さわだ・あき)

澤田有紀

兵庫県西宮市出身 大阪大学文学部英文科卒
趣味・特技 / エレクトーン演奏、ゴルフ
弁護士(主婦弁) 大阪弁護士会所属
弁護士法人みお綜合法律事務所代表

OL、エレクトーン奏者などを経て主婦に。阪神淡路大震災をきっかけに「社会の役に立つ仕事をしたい」と一念発起して司法試験の勉強を始め、平成9年司法試験に受験1回目で合格。個人及び法人の債務問題,相続・離婚などの個人の法律問題を中心に取り扱っている。

専業主婦から弁護士になった経緯については「人生を変える!3分割勉強法」(祥伝社)をご覧ください。

森谷威夫 (もりたに・たけお)

森谷威夫

KBS京都アナウンサー。ニュースからスポーツ実況、バラエティまでマルチにこなす実力派。

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番組へのメッセージ

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