驚きの連続!過去最大規模の植物展【大阪市立 自然史博物館】
大阪・東住吉区の長居公園にある大阪市立自然史博物館では、
いま「植物展 ~地球を支える仲間たち~」を開催中。
これは昨年東京で15万人を動員した人気の植物展で、
7つのエリアに分け、150点以上の模型・標本・映像で植物の不思議な生態に迫ります。
会場に入るやいなや目に飛び込んでくるのが、
中央にニョキっと伸びる高さ2,7mの「ショクダイオオコンニャク」の実寸大模型。
ただきれいな薄紫の花の中からは強烈な臭いを放ちます。
この臭いを実際に嗅ぐ体験もできるのですが、これがまあ強烈。
しかし怖い物みたさ、いや嗅ぎたさでついつい鼻を向けてしまいます。
単体の花で一番大きいのはインドネシアに分布する「ラフレシア」。
会場のもので直径80cmもあります。
アフリカの砂漠に分布する「キソウテンガイ」は、
2枚の葉が成長しつつづけなんと1500年も生き続ける<長生きすぎる葉>なんです。
<大きすぎる幹>は「メキシコラクウショウ」。
この大木の幹は根本周囲58mと世界最大の樹木でギネスに登録されています。
会場をさらに進むと「青いバラ」に次いで開発された「青いキク」。
そして100倍に拡大された模型「ハエトリソウ」は、
葉の中に侵入したハエを食べてしまう食虫植物。
そのメカニズムがわかりやすく展示されています。
珍しい物、美しいもの、怖い物などから、
植物の想像以上のアクティブでミステリアスな生態が次々に明らかに。
最新の研究成果をもとに、植物をこれだけいろんなジャンルから
総合的に大規模にとらえた展示も希少です。
館内の音声ガイドは植物大好きの俳優・滝藤賢一さんが務めています。
感染対策のため通路もゆっくりとってありますが、
ご来場の際はHPなどで確認の上おでかけ下さい。
アクセス=メトロ御堂筋線・JR阪和線「長居」から徒歩約10分です。
(この植物展は4月3日まで開催。月曜休館。当日入館料 大人1500円)