京阪宇治線(中書島~宇治)~新茶・新緑の季節に、ふるさとの路線を訪ねて~
京阪宇治線は本線の中書島から宇治までの7.6kmの路線ですが、
私が27歳まで暮らした六地蔵が中間地点にあり、
私が鉄道好きになった原点ともいうべき路線です。
最初の駅は「観月橋」。
その昔、秀吉が月見の宴を開いた場所から名付けられました。
宇治川のほとりにあった料理旅館・月見館の屋形船も人気でした。
「六地蔵」。
私が7~27歳まで住んでいた思い出の街です。
小4でここに引っ越してきてびっくりしたのは、住宅の周りには何もなかったこと。
小学校も市場への買い物も2駅向こうの「黄檗」までいかなければなりません。
しかしこれが鉄になる原点に。
毎日 運転席の後ろに立ち、運転操作を見つめていたことがきっかけでした。
「黄檗」。
我が母校の宇治小学校があったところ。
その横には普茶料理でも有名な禅宗総本山の黄檗山萬福寺があります。
また駅近くの「たま木亭」は、昔は小さなパン屋さんでしたが、
今や京都を代表するベーカリーとなり各地からお客さんが訪れています。
「三室戸」
花の寺として有名な三室戸寺への最寄り駅。
この間まではつつじでしたが、このあとは「あじさい」。
園内に2万株咲く姿は圧巻で、来月はライトアップも行われます。
「三室戸」~「宇治」は、わずか500m。
終点・宇治の手前には昨年夏にオープンした「お茶と宇治のまち歴史公園」があります。
お茶体験ができたり、ミュージアムがあったり、
秀吉がつくった史跡・宇治川太閤堤跡も再現されており散策にもぴったりです。
終点「宇治」の駅舎は、茶団子のような独特の外観。
この駅は南海の関空特急ラピートを設計した若林広幸さんがてがけたもので、
私鉄の駅として初めてのグッドデザイン賞も受賞しています。
駅から宇治橋を渡ると塔の島から平等院へつながりますが、
宇治の主な観光スポットへはJRよりこの京阪の方が断然便利です。
中書島からわずか15分と短い乗車時間ですが、
どうぞ新茶と新緑のベストシーズンにぜひ一度 訪ねてみて下さい。
羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください!
#51京阪宇治線 ~新茶・新緑の季節に ふるさと路線を訪ねて~
京阪本線の中書島から宇治までの7,6kmを結ぶ宇治線は、私の鉄の原点ともいうべき路線。小学校の時、六地蔵から黄檗まで(2駅5分)まで毎日 通学で利用していたことがきっかけでした。元地元民おすすめのスポットもしっかりご紹介します。
YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
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