JR広島駅前の停留所から市内各地を結ぶ広島電鉄は、
営業距離35km・1日15万人以上が利用するという日本最大の路面電車です。
ここではいろんな種類の車両に出会うことができ、
京都市電1900形は現在も15両が元気に走ってます。
他にもかつての大阪市電や神戸市電、西鉄市内線などにも出会え、
原爆投下3日後から走っていた被爆電車3両も現役でしっかり活躍しています。
その一方で1999年に初登場した超低床車グリーンムーバーは進化し、
LEX・APEXなどの3連接車両で本線・宮島線直通電車として走ります。
広電のもうひとつの特徴は市内中心部での駅間距離が短いこと。
特に繁華街「胡町」~「八丁堀」はわずか100mしかなく、歩いた方が早いかも。
原爆ドームの近くには高さ50mのおりづるタワー(広島マツダ大手町ビル)があり、
屋上展望台からは広島の街並みが一望できます。
また広島市民球場跡は、この春に飲食エリアや
イベント広場もあるゲートパークプラザとしてオープンし、
かつての球場の名残やカープの栄光も随所に刻まれています。
本線区間の終点「広電西広島」では山陽本線と接続。
わずか5,4kmの距離に20の電停があり35分かけてのんびり走ります。
このあと私の乗った電車は路面から専用軌道の宮島線に入り、
日本三景のひとつ宮島の最寄り駅「広電宮島口」に向かいます。
次はどんな車両が来るのか、わくわくしながら電停で待てる広電は、
まさに「動く電車ミュージアム」。高齢者や旅行客にもやさしく、
市内観光や地元民の欠かせない大切な足として111年間走り続けているのです。
羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください!
#74 「 広島電鉄本線 ~まるで動く電車ミュージアム~」
国内最大の路線距離や利用者数を誇る路面電車・広電。被爆電車から西日本各地で活躍した車両、そして最新鋭の超低床車まで 数多くの電車が走っています。今回は最初に開通した2号線(広島駅~広電西広島)を中心に、沿線の見どころや特徴を 羽川風実況でお伝えします。
YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
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