岡山~津山を結ぶJR津山線を走る
観光列車「SAKU美 SAKU楽」に乗ってきました。
淡いピンクに花柄をちりばめた1両のディーゼル車両は、
1980年製造のキハ40系をくつろぎやすく改造したもの。
女性アテンダントの丁寧な説明を受けながら、列車はゆっくり北上します。
沿線は線路に沿って蛇行する美しい旭川の表情、おだやかな山村風景、
歴史を感じるノスタルジックな駅舎などを見ながら進みます。
岡山で最も古い木造駅舎「弓削」や、
亀をモチーフにしたインパクトのある駅舎「亀甲」は注目です。
また車内でいただく岡山名産のかえし寿司(3200円)にもびっくり。
おもては普通のバラ寿司なんですが、
ひっくり返すと岡山名産のままかり・サワラ・タイ・タコ・アナゴなど
豪華な海の幸が隠れてるんです。
オモテ
ウラ
のどかな晩秋の風景を満喫しながら、列車は1時間38分かけて終点・津山に到着。
SL全盛期は山陽と山陰を結ぶ主要駅だったので、驚くほど広い構内をもちます。
では県北の中心となる津山も少し歩いてみましょう。
まずは津山駅に隣接している「津山まなびの鉄道館」へ。
京都・梅小路に次ぐ国内2番目の規模の機関車庫に懐かしの名車が13両展示されています。
(大人310円、月曜休館)
「津山城」は藩主・森忠政が13年かけて造ったもので、
城跡に高くそびえる石垣は高さ22mを誇ります。
春の桜も見事ですが、冬の人の少ない時期の寂寥感もなかなか趣ありです。
そして城下町の面影を色濃く残す「城東 まちなみ保存地区」は、
なまこ壁・うだつのある町家が2kmに渡って軒を連ねています。
冬の凛とした空気の中を歩くのも気持ちいいものです。
なお この今回ご紹介した観光列車「SAKU美 SAKU楽」は
冬季(12~2月)は運休となるため、来年3月からの運行を楽しみにしてください。
YouTube 鉄アナ・羽川英樹の出発進行
今回の動画はこちらから↓
https://www.youtube.com/watch?v=PanroiRdpMg