11月23日で阪急・大阪梅田駅が今の場所に移転して50周年を迎えました。
それまで阪急梅田駅は今の阪急百貨店本店のあたりにありました。
半世紀前、阪急は7両を8両編成にする必要に迫られていましが、
国鉄との立体交差が邪魔をして、ホームが延伸ができず
400m北側に移転することになったのです。
そこで遠くなったお詫びに「ムービングウォーク」が設置されることになったのです。
現在の「大阪梅田」は9線10面という私鉄最大のターミナルで、
10分おきに3つの本線の優等列車が同時発車し、
十三に向かう様は全国でも珍しい光景となっています。
「中津」は宝塚本線と神戸本線には狭いホームがありますが、
京都本線には見当たりません。これは最も遅く開通した京都本線には
ホームを作る用地がなかったからです。
淀川を渡って「十三」で3複線は終了し、それぞれの方向に分かれていきます。
「淡路」は千里線と分岐する駅。
高架化工事が完成すれば巨大な4階建てとなり、
2階が改札、3階・4階は方向別ホームになる予定です。
「正雀」は準急は通過ですが、駅に隣接して広大な阪急正雀工場と車庫があり、
ここで阪急全線の車両検査や洗車がおこなわれています。
「南茨木」は70年万博で誕生した駅で、大阪モノレールとも接続。
そのあと「茨木市」「高槻市」と停車していきます。
そんな京都線にいよいよ来年夏からは阪急初の「有料座席車両」が登場します。
「プライベース」と名付けられた車両は中央に扉をもうけ、
ゆったりとした座席間隔になっています。
当初は既存の9300系の6編成に1両組み込まれますが、
新造車となる2300系も順次登場します。
運行が始まれば有料座席車両のさきがけとなった
京阪のプレミアムカーともぜひ乗り比べてみたいものです。
YouTube 鉄アナ・羽川英樹の出発進行
今回の動画はこちらから↓
https://youtu.be/q6hA28P-jfI?si=QqXWD9xVVTyfJooR
#81「阪急京都線ⅱ(大阪梅田~高槻市)