今回はJR神戸線の「西明石」から「姫路」までの東播磨エリアを取り上げます。
新幹線とも接続する「西明石」。
ここは列車基地もあるため、京都からの各駅停車はこの駅で折り返します。
私が乗った<野洲発網干行の快速>は、
明石からは<快速>から<普通>に表示が変わり、
これより各駅に停まっていきます。
そして滋賀県の草津からずっと続いた複々線もここで終了。
ここからは通常の複線となります。
次の「大久保」は2021年から通勤特急「らくラクはりま」の停車駅に。
なぜここに特急が停まるのか?
まず駅南口はビエラ大久保1番街と直結し、ここからイオン明石SSが伸びています。
そして駅前にはオーズタウンという大規模マンション群が広がっており、
通勤客やションピング客の利用がものすごく多い駅なんです。
「土山」は播磨町や稲美町への玄関口になる駅。
ここからはかつて別府鉄道土山線が走っており、別府港との4.1kmを結んでいました。
別府鉄道は多木化学の肥料を運ぶ貨物輸送が主で、
旅客輸送にはおもちゃのような客車が使用されました。
新快速停車駅の「加古川」。大阪方面からの快速列車の半分はこの駅どまりとなります。
人口27万人の玄関口には老舗デパート・ヤマトヤシキ、
そして戦後の繊維産業をけん引した日本毛織の巨大工場跡は、
いま大型ショッピングセンター・ニッケパークタウンなっています。
「加古川」を出るとすぐに全長410mのトラス橋を渡り、
高砂市の玄関口となる「宝殿」に。
駅名の由来となったのが生石(おうしこ)神社にある御神体「石の宝殿」。
水に浮かんでるように見える高さ5.7m、巾6.5mの巨石からなりたっているんです。
次は難読駅名「御着」。かつてここには御着城があり、
本丸跡は公園や市役所の出張所になっています。
さあ「姫路」に到着です。
この列車はこのあと英賀保・はりま勝原を経て、網干まで走っていきます。
「姫路」からは播磨新宮方面への姫新線、
いまなお元気にワインレッドの103系が走る播但線、
山陽本線を西に向かう黄色い普通列車、そして元町・梅田方面に向かう山陽電車など、
いろんな路線にも出会うことができる鉄のワンダーランドなんです。
鉄アナ・羽川英樹の出発進行
#89神戸線②「西明石→姫路 ~東播磨の各駅には何があるのか~」は
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