開業126年を迎える近江鉄道。本線は米原~貴生川間の47kmですが、
今回はJR草津線や信楽高原鉄道とも接続する「貴生川」から
東近江の中心地「八日市」までを紹介します。
最初の駅は旧水口町の中心駅「水口城南」です。
北側にはお濠が美しい水口城址があり、その近くにあるのが谷野食堂。
ここで大人気の「すやき」は、肉なしでモヤシと葱だけというシンプルなやきそば。
70年間地元民に愛され続けています。
そしてニューフェイスは貝出汁ラーメンの「八貝」です。
あさり・しじみ・はまぐり・かきなどの貝と野菜でとったスープは絶品なんです。
「水口駅」から歩いて20分ほどのところにあるのが臨済宗の大池寺(だいちじ)」。
本堂には甲賀三大仏のひとつである釈迦如来が鎮座し、
小堀遠州作のさつき庭園も圧巻の美しさを誇っています。
「日野」は近江八幡・五箇荘と並んで 多くの近江商人を生んだきた歴史ある街。
木造のベンチが残るホームや、交流施設を兼ねた待合室も昔の面影をしっかり残しています。
そして街中にある「日野まちかど感応館」や
「近江日野商人館」にもぜひ足を運んでみて下さい。
そんな街並みの一角にあるのが石挽蕎麦処「守貞」。
土間を生かしたクラシカルな空間でいただく打ちたての二八細打ちそばは絶品です。
「京セラ前」は1991年に、八日市工場への通勤用に京セラが要望してできた駅。
しかしここを京セラドーム大阪と勘違いして、多くのファンがここまで来たこともあり、
沿線にはこんな案内も見受けられます。
「八日市」は近江鉄道本線の中間拠点で、東近江市のターミナル。
駅舎は沿線随一の近代的なつくりで、2階には近江鉄道ミュージアムもはいっています。
この駅では近江八幡に向かう八日市線とも接続します。
さまざまなラッピング電車から、最新の2020年登場の300形までが走る近江鉄道。
猛暑が過ぎて爽やかな秋が来れば、水口や日野の街散歩やグルメ探訪をしながら、
ぜひ126年の歴史を体感できるガチャコンの旅を楽しんでみてください。
鉄アナ・羽川英樹の出発進行
#93「近江鉄道②(貴生川~八日市) 開業126年、ガチャコンが夏の甲賀から東近江を駆け抜ける」
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