あべのハルカス美術館で開催中の
「印象派 モネからアメリカへ」をご紹介します!
美術展覧会でもいつも大人気な
印象派展です!!
印象派というのは19世紀後半にフランスで起こった芸術運動のことで、
明るい色彩や優しい筆使いが特徴的なんですよね。
印象派の代表的な画家がモネ、ルノワール、シスレーなどなど。
こういう印象派展ですとよくあるのは、
モネだけに特化する、ルノワールだけに特化する、
モネ+ヨーロッパの有名印象派画家の作品を展示するというパターンが多いのですが、
今回はヨーロッパどころか海を越えてアメリカへ!!
あまり日本では注目されていない、アメリカ画家による印象派の作品が多数展示されております!
実は19世紀の終盤、ヨーロッパから印象派の技法や芸術性がアメリカに伝わってきたようで、
アメリカ画家たちもかなり影響を受けたようです。
そこでアメリカ画家たちは
ヨーロッパへ留学へ行って本場の印象派技術を学んで自国へ持ち帰り、
その技法を深めて行ったようなんですね。
今回はそんなアメリカでの印象派作品たちと
ヨーロッパでの印象派作品とを見比べながら
じっくりと観察することができるのです!
その見比べがとてもおもしろい!!!
見どころポイントです。
というのもヨーロッパでの印象派と
アメリカの印象派が全然違うのですよ!
何が違うかというと、描かれてるモチーフが全然ちがいます。
モネ 睡蓮 1908年 (日本初公開)
↑ ヨーロッパの印象派作品では風景、
特に原風景だったり川と町並みと太陽だったり、
田んぼの様子や自然の様子だったりと
何気ない風景が好まれています。
デヴィットパーシャル
ハーミット・クリーク・キャニオン
↑ 一方アメリカの印象派は
鮮やかな色彩に優しい筆使いではありますが、
グランドキャニオンというまさに!という風景だったり......
発展している街並みや工場地帯を描いたり。
これはヨーロッパに比べて、
アメリカという国が誕生してから、
短期間での急激な発展が影響していると考えられるみたいです。
フランク・ウェストン・ベンソン
ナタリー
人物画でも結構はっきり濃く描かれてたり...
同じ印象派でも全然ちがいますよね。
アンデシュ・レオナード・ソーン
オパール
ビビットカラーで、明暗がなかなか強いですよね。
そんな違いをしっかり観察しながら見るのは
とても楽しい!!
また今回日本初公開の作品も多数ありますし、
写真OKの作品もあるのでお気に入りの一点を探してみてはいかがでしょう。
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印象派 モネからアメリカへ
あべのハルカス美術館
大人2000円
1/5まで開催中
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