「播磨の小京都」といわれる 人口7万のたつの市には
姫路から姫新線に乗り換え22分で「本龍野」に到着。
城下町として栄えた龍野は「しょうゆ」と「そうめん」の本場、
そして「赤とんぼ」を作詞した三木露風のふるさと。
ゆえに姫新線の2両編成の気動車にも 赤とんぼのマークがついています。
まずは醤油の町・たつのを感じてもらいましょう。
「色をつけずによい味付ける」の龍野薄口醤油は
揖保川の軟水を使って400年の歴史をもちます。
ぜひ訪ねたいのが 旧ヒガシマル本社の資料館です。
醤油づくりの歴史や製造工程が、30分ほどでわかります。
入館料 なんと10円なんです。
そのあとは城跡に向います。
かつての石垣に本丸御殿や白亜の城壁が復元されています。
武家屋敷の一角にある三木露風の生家も、無料で見学できます。
そして大正時代の醤油蔵をリノベした蔵テラスという施設では、
観光案内所・みやげショップとランチがおいしいと大人気のカフェが。
ここの「地産地消の発酵ランチ」が超おすすめ。
肉・魚使わず、発酵調味料をふんだんに使った腸活発酵ランチです。
今日のメインは車麩のフライがどーんと4枚。数種類の野菜中心のおそうざいやサラダ。
豆腐・にゅうめん・卵(100円プラスで夢王に)、
いろんな醤油比べなど楽しい(1650円)
そのあとは腹ごなしに龍野公園を歩きましょう。
8曲の歌碑がある童謡の小径は、前に立つとメロディが流れます。
またここは春の桜とともに、秋には600本のカエデで見事な紅葉があり、
茶室だった聚遠亭あたりは見事でした。
そして もうひとつぜひ立ち寄ってほしいのが、
街中の築200年の古民家にある「昭和レトロ情景館」
S30~40代の龍野の街がイメージされた巨大ジオラマ。
元市職員の館主が13年かけて完成させた超大作なんです。
1/80サイズに昭和の風情たっぷりの建物が100以上、人物や街の描写も実に緻密。
HOゲージの鉄道模型は SL・デイ-ゼル・貨物が走り抜けます。
視線を落とすと実にリアル。
ここへは龍野高校を目印にお越し下さい。【450円】
そして時間があれば古い街並みを残す商店街のクラシッなカフェや、
少し離れますが「揖保乃糸資料館・そうめんの里」で
手延べそうめんの歴史と製造工程を見学し、
レストランで特製にゅうめんをぜひ どうぞ。