大阪府では千里に次いで大規模な造成を行った泉北ニュータウン。
その街へのアクセスとして、1971年に
南海高野線と接続する「中百舌鳥」から「泉ケ丘」で産声を上げたのが泉北高速鉄道でした。
そしてこの4月、泉北高速鉄道は南海と合併して
南海泉北線となって、新たなスタートを切ることになったのです。
「中百舌鳥」には南海以外にも大阪メトロ御堂筋線の終着駅もあるんですが、
駅名表示は南海は漢字、大阪メトロは平仮名、
そしてバスは混ぜ文字となぜかバラバラなんです。
最初の駅「深井」には駅前に「躍水(やくすい)」というモニュメントが設置されていますが、
これはあのコブクロの黒田さんのお父さんが作成したことでも有名なんです。
「深井」を出ていいよ泉北ニュータウンへ。
開業当初は終点だった「泉ケ丘」は今でも泉北線内では最も利用客の多い駅で、
駅前のパンジョ・高島屋も健在です。そしてこの秋、
駅前に近畿大学医学部と附属病院が大阪狭山市から移転してくる予定なんです。
このあと2つの地域名をくっつけた「栂美木多」、
運転免許試験場のある「光明池」とニュータウンを走りぬけます。
そして堺市から和泉市に入って終点「和泉中央」に到着。
周辺は商業施設に住宅・桃山学院大学・企業の研究所などを備えた<トリヴェール和泉>が広がり、
これが今や泉北の新しい顔となっています。
さらに泉北線で忘れてはならないのが、
10年前から朝夕ラッシュ時に運行される全席座席指定の「泉北ライナー」です。
和泉中央~なんばを最速29分で結び、泉ケ丘を出ると天下茶屋まで停まりませんが、
これはなかなか人気の車両です。
そして気になる運賃ですが、普通運賃は平均7%ほどの値下げにとどまりますが、
定期は通学が38、8%、通勤は23,5%と大幅な値下げとなり、
もう日本一高い運賃ということはなさそうです。
鉄アナ・羽川英樹の出発進行
鉄アナ羽川 #104「泉北高速から南海泉北線へ(中百舌鳥~和泉中央)」~もう日本一高い運賃とは言わせない 泉北ニュータウンのいま~ は↓からご覧ください。