今回の夢追人は、京都府八幡市の符川 亮さんと滋賀県高島市今津町の岡本義治さんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂、西上真帆)
【京都編】
京都府八幡市にやってきました!ここ八幡市は京野菜の栽培が盛んな地域です。今回は何をつくってらっしゃる夢追人さんでしょうか?早速お邪魔してみます!
九条ねぎがいっぱい!実はわたし、稲富はねぎが大好物なんです!
今回の夢追人符川 亮さん。実家は代々農家で、35歳の時、設計士から転職し実家の農業を継ぐことに。現在は九条ねぎやトルコキキョウ、水稲を栽培されています。
九条ねぎはハウスと露地を併せて1ヘクタールを周年栽培しているそうです。実は九条ねぎは今年から始められたそうです。
トルコキキョウは14年前から栽培されています。きれいですね~
符川農園では除草のために、ヤギを飼っているそうです。
「九条ねぎは、当時、周年栽培できる作物を探していたのですが、青壮年部で知り合ったねぎ農家の古里さんに相談したのがきっかけです。「ねぎ出荷組合京はちまん」という部会があり、そこで丁寧に九条ねぎについて教えてもらいました。」
部会の九条ねぎを「京はちまん葱」としてPRしていこうと、JAさんと連携して独自の出荷箱を作成し、販売促進に力を入れています。「ねぎ出荷組合京はちまん」では僕を含め、若い生産者が一生懸命九条ねぎ作りに取り組んでいます。
符川さんのモットーは「人との出会いを一番大切にしています。だから農業委員や地域の役などは断りません。"とりあえずやってみるの精神です"」だから人脈がおありなんですねー
符川農園では農福連携の一環として調整作業などを就労継続支援A型事業所のフープファームさんと取り組んでおられます。
符川さんの夢は
「農業を通して人の輪を広げたい。三方良しの精神で大きな輪をつくる」ことだそうです。
【滋賀編】
滋賀県高島市今津町にやってきました。この地域は百瀬川の伏流水が豊富で、昔から柿栽培が盛んな地域です。
今回の夢追人岡本義治さん。柿農家の三代目です。義治さんの祖父は、大正のはじめごろ岐阜県より柿の苗を導入この地域で柿栽培を広めた第一人者です。秋に降る高島時雨や冬の豪雪、寒暖差が甘い柿づくりに合い、その結果、ここ今津は滋賀県で最大の柿の産地になったそうです。
岡本さんの柿農園では15反の農地でおよそ450本の柿の木があります。
柿は冬に行う剪定が大事で、夏場に枝が重ならないように伸びる先を想像して剪定していくことがコツだそうです。冬に夏の枝をイメージするのは経験が必要ですね。
脚立にのぼり、収穫作業をする岡本さん。高い場所の作業は大変です。
長男の知也さん。父を支える4代目です。
農園から岡本さんの直売所に移動してきました。こちらで選別機を使い、大きさによって柿を選果するそうです。
柿を試食させていただきました!めっちゃ甘い。渋柿の渋を抜いた柿を「さわし柿」と言うそうです。
改めて岡本さんにお話をうかがいました。
「ここの恵まれた環境は祖父や父のお蔭だと思っています。祖父が植えた100年を超える老木も今も実を付けてくれます。出来る実は小さいけれどとても上品な味です。他の産地では木の更新はだいたい50年と言われていますが、私は古くなった木も大切にしたいと思っています。
そんな岡本さんの夢とは、、、。
「私の夢は、今津の柿が今先ずっと存続することです。子ども達にもその技術を伝え、この産地を守っていきたいです。」
今月のプレゼント >>たくさんのご応募、ご意見・ご感想ありがとうございます!
※写真はイメージです。
京野菜セットを2名様、岡本富有園から富有柿2L(12個)を3名様にプレゼント。
住所・氏名・年齢・電話番号・番組へのご意見、ご感想をお書き添えの上、ハガキまたはこのHPの「プレゼント応募フォーム」でご応募ください。
〒602-8588 KBS京都「夢追人」プレゼント係
※〆切り11月18日(土)必着 当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。