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6/8のテーマは...時効(消滅時効)と過払い金請求について

▼6月8日は、【時効(消滅時効)と過払い金請求】についてのお話でした。
「時効(消滅時効)」とは、一定期間、権利を行使しないとその権利が消滅する制度です。
    
▼具体的な事例を挙げると...
保険金の請求は支払事由が発生してから3年。交通事故の損害賠償の請求は損害が確定してから3年。
離婚の財産分与や年金の合意分割は離婚後2年、遺言がある場合の遺留分の減殺請求は知ってから1年、そのほかいろいろあります。
過払い金の請求は最終返済日から10年で時効になります。

▼貸金業者や債券回収会社から突然、請求が来たら?
昔、借りていた覚えがあるが、返せなくなってそのままにしていたというようなケースで、
忘れていたころに莫大な遅延損害金がついた、督促状が来るケースがあります。
貸金業者からの借金は、返済期限から5年以上経過していて一度も払っていない場合は消滅時効を主張できます。
ただし、裁判をされたのに、放置していると、時効の権利を主張できず支払いを命じる判決が確定してしまうこともありますので、
要注意です。
また、督促状が来て慌てて業者に連絡して債務の承認をしたり、少額でも払うと時効の主張ができなくなります。
身に覚えのある借金の督促が来た場合は、自分で対応せずに、弁護士に相談してください。
時効を主張できるかどうかの調査をしたうえで時効になっていれば、時効を主張する通知を送ります。
仮に時効になっていなくて支払い義務がある場合でも返済について交渉することができる場合があります。  

▼「過払い金」の時効は最終取引後から10年です。 
消費者金融と長年取引をしていた方が、途中で払えなくなってそのまま放置しているという方、実は過払い金が発生しているというケースも結構あります。
このようなケースですと、業者は、返済が滞っても督促してこないことが多く、そのままになってしまうことがあります。
利用者にしてみると、ひょっとしたら過払いかもしれないと思いながらも、
下手に業者に連絡すると、かえって返済を求められるのではないかと思ってしまいますよね。
でも、借金の時効は5年ですので、返済をやめてから5年以上たっていれば、時効を主張できます。
一方、過払いの時効は最終取引後10年ですので、10年以内であれば過払いの請求ができます。
実際に、このような例で多額の過払い金が戻ってきたという例もありますので、心当たりの方はぜひご相談ください。

▼ここで改めて、【過払い金請求】についておさらいしておきたいのですが...
・グレーゾーン金利での取引が対象となります。
・借入額:法定金利の上限
 10万円未満:20%
 100万円未満:18%
 100万円以上:15%、
これらを上回る金利いわゆるグレーゾーン金利といわれています。

最高裁判所の2006年(平成18年)の判決で、グレーゾーン金利はほぼ無効と判断され、
これ以降、金利の見直しが行われていますので、その後に新規に借り入れをした場合には過払いは発生しません。

もし、古い明細書や契約書などが残っている場合は、取引開始日や金利を確認してください。
みお綜合法律事務所では、過払い金の無料調査サービスを実施しております。
どうせ、大したことないだろう...と思わずにまずはご相談ください。
※みおのホームページには可能性のある取引先の名前が出ています。https://www.kabaraikin.com/
※みおでは「過払い金の請求」の手続き費用も実際に回収できた過払い金から後払いでいただきますので、損をすることもありません。

▼「過払い金請求」についてご相談してみたい方はぜひ、【弁護士法人みお 京都駅前事務所】にお電話を。
「過払い金無料調査サービス」もありますのでその辺りもぜひ一度ご相談ください。  
ご相談にはご予約が必要です。
ご予約の専用ダイヤルは、0120・7867・30【なやむな・みお】まで。

▼また、【弁護士法人みお 京都駅前事務所】ではB型肝炎給付金説明会を行っておりますので、
まずは説明会にぜひご参加ください。

《6月の開催日程》
  6月10日(月)、6月14日(金)、6月22日(土)、6月28日(金曜日) 各日10:00~。
 ※京都駅前事務所は京都駅から徒歩2分、ヨドバシカメラ向かいの「京阪京都ビル」4階にあります。

   

番組について

私たちにとって身近な、お金にまつわる色々な法律問題についての解決方法を「みお綜合法律事務所」の弁護士・澤田有紀先生にお伺いする“法律相談番組”です。

出演者

澤田有紀 (さわだ・あき)

澤田有紀

兵庫県西宮市出身 大阪大学文学部英文科卒
趣味・特技 / エレクトーン演奏、ゴルフ
弁護士(主婦弁) 大阪弁護士会所属
弁護士法人みお綜合法律事務所代表

OL、エレクトーン奏者などを経て主婦に。阪神淡路大震災をきっかけに「社会の役に立つ仕事をしたい」と一念発起して司法試験の勉強を始め、平成9年司法試験に受験1回目で合格。個人及び法人の債務問題,相続・離婚などの個人の法律問題を中心に取り扱っている。

専業主婦から弁護士になった経緯については「人生を変える!3分割勉強法」(祥伝社)をご覧ください。

森谷威夫 (もりたに・たけお)

森谷威夫

KBS京都アナウンサー。ニュースからスポーツ実況、バラエティまでマルチにこなす実力派。

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