京都市京セラ美術館で開催中の
「キュビスム展美の革命」を紹介します!
キュビスムというのは、1900年代初頭に
パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって
創り出された芸術運動でして
日本語では立方体主義などと言われております。
パブロ・ピカソ 《女性の胸像》
キュビスムというのが、同一のモノを
様々な角度から見た様子を
1枚の絵に描きだすという技法で、
人物像であっても正面だけでなく
横から上から後ろからなどから
見えた姿が描き込まれます。
それまでの時代で一般的であった、
見えたままに描くという写実主義とは
全然違いますよね。
ジョルジュ・ブラック 《大きな裸婦》
そんなキュビスム運動でうまれた作品たちが
今回ずらりと展示されております。
このキュビスム展何がすごいかって言いますと、
まずは作家の数。
総勢40名!!!
ピカソやブラックだけでなく、
シャガールやモディリアーニなど
40名もの芸術家の作品が見られます!
すごい。
続いて、作品数もすごい。
日本初出品のものがまず50点以上!!
それを含めた140点もの作品がこの展覧会で見ることができます。
こんなに大きいキュビスム展というのは
日本では50年ぶりのことらしいですよ!!
ロベート・ドローネー 《パリ市》
この展覧会、全部で14章ありますが
みどころは"芸術の移り変わり"。
キュビスムの原点から発展まで、
約20年もの間に起こった芸術の変遷を
じっくりを観察することができます!
パブロ・ピカソ 《肘掛け椅子に座る女性》
ピカソとブラックの初期作品もありますので、
キュビスム運動をふたりで始めたときの作品は
描き方がお互い似ている部分もあり、
ふたりであーでもない、こーでもないと
描いては見せてってやってたのかなぁなんて
想像しながら見比べるのも楽しいですよ。
また巨大キャンバスに描かれた
ダイナミックな作品もたくさんありますし、
彫刻もあります!
そして、一部作品を覗いて
写真撮影OKというのもうれしきポイント!
ぜひお気に入りの作品を見つけてください\(^o^)/
50年ぶりの大キュビスム展!
この機会をお見逃しなく( ˆОˆ )
キュビスム展美の革命
京都市京セラ美術館
大人 2100円
7月7日(日)まで開催中
地下鉄東西線 東山駅ご利用ください