正式名称「片町線」を名乗る学研都市線は、
京都・木津と大阪・京橋の約45kmを結ぶ路線。
1997年に東西線が開業して片町駅が廃止されたのを機に、
学研都市線の愛称がつけられました。
今回のスタート地点「松井山手」(京田辺市)は
1989年開業という沿線で一番新しい駅。
ここはJR沿線ですが、京阪電鉄が開発したおしゃれな住宅地。
京都駅までの直行バスもあり、北陸新幹線延伸時には南ルートの新駅も計画されています。
そんな「松井山手」
から区間快速で「京橋」を目指して 出発進行!
「藤阪」には枚方市民が誇る山田池公園があります。
1周3,3kmの池の周辺には里山の風景がしっかりと残り、
広大な緑地が73haに渡って広がります。
交野市に入って「河内磐船」では京阪交野線・河内森と連絡。
「寝屋川公園」は1979年に「東寝屋川」として開業、
その後に改称されましたが、駅そばには広大な府営公園が広がります。
中間拠点「四条畷」は、駅の所在地がなんと大東市になります。
そして左に生駒山が迫ってきて学研都市線の途中駅で一番利用客の多い「住道」。
大東市の中心駅です。
大阪市内に入って放出では同一ホームでおおさか東線と乗り換えができ、
次の駅まで並走します。
ちなみに片町線の由来となった「片町」は、「京橋」の先で線路が切れた駐車場の先、
いまの東西線の「大阪城北詰」の近くにありました。
リスナーさんのお写真で当時を振り返ってます。
一人親方さん、さくらしおりさん ご協力ありがとうございました。
写真提供 一人親方さん 1984年当時
写真提供 さくらしおりさん 1997年廃止当日
松井山手から区間快速は32分で京橋へ。
大阪環状線、京阪線、メトロ鶴見緑地線はお乗り換えです。
いま京橋のダイエーの跡地はFURALIふらり京橋というフードエリアと
広い駐車場に変わっています。
片町駅はとっくに廃止されたのに、正式名称・片町線を名乗るこの路線。
往時の面影を残しながら、ニュータウンが混在するおもしろい路線です。