<一志郎窯と土鍋ごはん>
幕末に彦根藩の御用窯として数々の名品を生んだ湖東焼。
井伊直弼は茶人大名といわれ茶器を重用し、100人以上が制作に携わっていましたが、
桜田門外の変以降は途絶えてしまいました。
それを1986年に150年ぶりに復活させたのが、湖東焼・一志郎窯。
青みや赤みを帯びた素地に 繊細な絵付けを施した逸品。
当主・一志郎さんが制作のすべての過程をひとりで担当します。
陶房兼ギャラリーは市内の狭い路地の足軽屋敷の一角にあります。
築250年の屋敷を改装してあり、その作品の数々を見ることができます。
そして今月から この屋敷内に「SUZUMIAN」という朝昼ごはんの店がプレオープン。
土鍋ごはんに卵・おばんざい4種・味噌汁などがつきます。
火~土曜 9~14時の完全予約制です。
<元鉄道マンが始めた 古民家カフェ>
県内一高いフジテックのエレベーター研究塔のそばののどかな場所にある古民家カフェ。
オーナーの曽根さんは、4つの電鉄会社で35年にわたって運転に携わってきた元運転士。
両親が亡くなり、この実家に戻ってきて
今年4月からここで古民家カフェを始めました。
ランチのメニューは動物性食品を使用しないビーガンカレーセットのみ。
トッピングには自らが畑で育てた新鮮な野菜たちが並び、
これに豆乳スープ・サラダ・珈琲がついて1600円。
予約が必要で木~日曜 11~15時。そのほかスィーツも各種あります
畳敷きの店内からは窓の外に見事なまでの田園風景がひろがります。
店内には 鉄道部品の数々が展示され、
車内放送遊びもできるよう車掌用マイクも設置されており、
鉄ちゃんにはたまらないスペース。
また店主からいろんな運転秘話を聞くこともできます。