東西800メートルに約180もの店舗が並ぶ、京都府内でも最大級のアーケード商店街、京都三条会商店街。老舗はもちろんモダンな新店舗もひしめく人気スポットに、5年前に誕生したのが「日本の料理」を看板に掲げる「碓屋(うすや)」。鰻と和食の専門店で15年、修行を重ねた碓井さんが、学生時代を過ごし、奥さんの実家にも近い場所で、自らの考える「日本の食」を提供しています。
コロナ禍にあっても、地元の人達が買い物帰りにだし巻きや総菜をテイクアウトし、店を休むことがなかったと、改めて「地域のつながり」の大切さを実感されているそう。
今回は、そんな「碓屋」さんに、京都府内産の玉子と新しいブランド米を持ち込ませて頂き、心温まる料理を作って頂きます。農業の現場もまた、「人のつながり」があって、はじめてうまく機能します。食と農業、両方の世界に通じる「人のつながり」の大切さについて、考えます。
どんな仕事でも、「人のつながり」が何より大切。コロナ禍だからこそ、一層、実感することができる「地域や家庭のぬくもり、人の絆」の重要性について、語り合う出演陣。
今回の番組の舞台となった「碓屋(うすや)」(京都市中京区三条通大宮西入上瓦町58 075-823-0033)
厨房に立つ碓井さん。看板商品である鰻は三河一色産にこだわりお米や野菜も安全安心にこだわって仕入れ。誰もが食べて「ほっとできる日本の料理」を、日々、提供しています。
京都府内で最大の玉子生産の会社「山元産業」。そのグループ会社のひとつが、綾部市にある有限会社「中丹ファーム」です。野鳥などが入り、病気を広めることがないように考えられたセミウインドレス鶏舎では、快適な空調が施され、鶏達の健康第一の管理が行われています。
産みたての新鮮な玉子は、すぐに洗浄され、センサー等で割れや汚れがないか、徹底してチェック。プロの厳しい目も加わって安全でおいしい玉子が出荷されます。
京都府では国等と一緒に、2017年度から、新しい品種の米の開発を行ってきました。温暖化が進む中、夏場の高温にも耐えられ味も香りも良いものが、ついに完成!京都府オリジナルの新ブランド米「京式部」として先日、公表されました。市場での販売は来年度からになりますが、今回は、一足先に、番組でその味わいを紹介。
昔から都があり、稲の栽培に関しては長い歴史を持つ京都。加えて生産者や料理人、消費者がすぐ近くに集い、昔ながらの「つながり」があるからこそ生まれた「京式部」の誕生秘話にも触れます。
今回は、地元で生産した飼料米を食べさせて生産している「中丹ファーム」のブランド品「さくらこめたまご」を使って「だし巻き」を。「京式部」を使って、うな丼を作って頂きました。「京式部」は、お米の一粒ずつがしっかりしていて、鰻との相性も抜群です。