2015年11月22日(日)放送の内容
※今月のリポーターは安西仁美さんです。
今回は、合併20周年を迎えたJA京都やましろから世界に向けて発信する宇治茶の新ブランドを紹介します。
スイーツや料理の世界では、抹茶人気が高まっていますが、茶道の世界で提供されてきた高級抹茶の原料である碾茶の需要は必ずしも伸びてはきませんでした。単なるお茶とは一線を画す「伝統と妙なる技」に育まれた宇治碾茶の奥深さをリポート。碾茶需要の拡大を狙い、世界市場を意識して開発された、新たな宇治碾茶ボトリングティーの至高の味わいを紹介します。
世界遺産登録を目指す宇治茶の新たな挑戦について語り合う出演陣。今回は、JA京都やましろの十川洋美代表理事組合長と、宇治碾茶生産農家の山本晃一郎さんをゲストに迎えました。
11月7日・8日にけいはんな記念公園で開催されたJA京都やましろ合併20周年記念「やましろの恵み大感謝祭」の模様。山城産の農産物の魅力、わけても宇治茶のおいしさをいろんな形で紹介しました。
高級ワインにも匹敵する新たな宇治茶の味わいを堪能できる宇治碾茶のボトリングティー。(1本税別5500円~15000円) 10月からは生産農家の銘入りブランドも登場!
宇治では、代々、茶畑に葦やわらで覆いをつくりその下で茶葉を育て、収穫する「本簀(ほんず)づくり」が受け継がれてきました。なぜこのような手間暇をかけた栽培が必要なのか、山本さんに畑でいろいろ教えて頂きました。
宇治橋通商店街にある山本甚次郎商店では、山本さんが育て上げた最高級の碾茶や本簀づくりの抹茶が紹介されています。
店の奥には、大正14年に造られた堀井式碾茶炉が!いまも現役で稼働する堀井式としては、最古のもの。煉瓦づくりの炉が、碾茶の妙なる味を引き出してくれるのだとか。
じっくり水出しされた宇治碾茶。これまでにない味わいをみなさんもぜひ一度、ご賞味あれ!
京都・食への誘い
今回番組で紹介した宇治碾茶ボトリングティーをはじめ様々な味わいの宇治茶を販売。喫茶コーナーも設けられています。また、地元農家さん自慢の農産物の直売もあり。宇治茶の郷をまさに満喫できるスポットです。(JA京都やましろ 農産物直売所 宇治茶の郷 宇治田原町郷之口中林12 0774-88-2629)