2016年6月26日(日)放送の内容
今回は、油小路通仏光寺上ルに、昨年11月、オープンした「町家四川 星月夜」を舞台に番組をお届けします。
国内外に多くの店舗を展開するレストランチェーンで一緒に仕事をしていた遠藤さん、佐藤さんのふたりが、退職を機に新たなチャレンジの場として選んだ京都の地。
なぜ、京都だったのか、食のプロ達が見る京都の魅力とはどのようなものなのか、話を進める中で、京都が持つ多面的な魅力の真髄に迫ります。
また、生産現場からのリポートでは、大消費地でもある京都に隣接することで、多くのブランド野菜を生み出してきた亀岡市篠地区での「京うり」づくり、舞鶴が生んだブランド野菜「万願寺甘とう」栽培を通して、地域に新たな輝きを届けたいと奮闘する若手農家の姿を紹介します。
食や農業の世界には、その地域でしか出せない味というものがありそれがあるからこそ、地域をまた元気にすることができる~と語り合う出演陣。
今回の番組の舞台となった「町家四川 星月夜」(京都市下京区油小路通仏光寺上ル 0120-11-4000)
四川料理のノウハウを活かしながら、野菜が持つうまみや色、香りを引き出す、遠藤シェフの熟練の手業。
今回取り上げた食材「京うり」と「万願寺甘とう」。いずれも、地域を代表するブランド品として、生産者が誇りを持って育て上げた逸品です。
毎日、葉や実の色つやを見ながら、「京うり」に水やりをし、剪定をするという木村さん。毎年、気候は変わるので、勉強することはつきないのだとか。
娘さんの由美子さんも、御主人と一緒に、木村さんの農作業をお手伝い。農家の4代目として、「京うり」の植え付けから収穫、直売所への出荷までこなしています。
舞鶴市の万願寺地区が発祥とされる「万願寺甘とう」。肉厚で辛味がないことが特徴で、27年前に「京のブランド産品」に認証して以来、出荷量が拡大。今では、関西圏はもちろん、首都圏へも出荷されています。
故郷の舞鶴に戻り、3年前から本格的に「万願寺甘とう」生産に取り組んでいる岡安さん。以前は、化学の研究者だったというだけあって、まるでハウスの中は研究所のよう!最新機器や設備をいかして、より高品質な「万願寺甘とう」づくりに挑戦中。
「万願寺甘とう」を使って、遠藤シェフが仕上げた一皿。加熱しても失われない見事な色とつや。一口含むと、果肉からジューシーな甘味が広がります。
<京都・食への誘い>
今月、オープン7周年を迎えたJA京都のファーマーズマーケット「たわわ朝霧」。野菜の量、品ぞろえとも一層充実!イベントも満載で、「おいしい、うれしい、楽しい」がいっぱい!夏休みには、「トマトのもぎ取り体験」も実施します。(亀岡市 篠町 野条上又30番地 0771-23-8318 7月・8月は無休で営業)