2016年7月24日(日)放送の内容
※今月の放送時間は16:55からになります。

今回は、東洞院通四条上ルにあるイタリアン・レストラン「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」から番組をお届けします。

フィレンツェに本店を置く「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は世界最古の薬局と言われ、中世の頃から培われたレシピに基づく様々なハーブ製品で、800年に及ぶブランドを誇っています。世界各地にショップを展開していますが、レストランを併設しているのは、京都ただ1店舗のみ。京都とフィレンツェの姉妹提携40周年を機に出店し、京都が誇る様々な食材を活かしながら「食の面でもブランド力に磨きをかける!」~その挑戦について話を伺うとともに、宇治茶と京山科なすの生産現場を紹介。農業の世界でもブランドにあぐらをかくことなく、よりよい品物をと挑戦を続ける人達の姿をリポートします。

語り合う出演陣

日々の挑戦があるからこそ、ブランドは輝き続けることができる!と、語り合う出演陣。


サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都

今回の番組の舞台となった「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」(京都市中京区東洞院通四条上ル ショップ:075-254-8691 リストランテ:075-254-8692)

柿谷シェフ

医食同源をテーマに、旬の食材、なかでも地場の野菜を大事に使うことを心がけているという柿谷シェフ

語り合う出演陣

今回取り上げた食材「京山科なす」と「宇治茶の抹茶」。京都を代表するブランド品ですが、生産者はおごらず、日々よりよい品物づくりに取り組んでいます。

京山科なす

昭和初期までは「京なす」の6,7割を占めていた「京山科なす」。皮が柔らかく、キズがつきやすいため、生産が途絶えたこともありましたが、20年程前に復活!このままの姿を活かして漬ける「丸漬け」の原料として、今ではひっぱりだこだとか。

奥谷さん

6年前に勤めをやめて「なす農家」に転身した奥谷さん。「京山科なす」の電球のような独特な形に惚れ込んだのが栽培のきっかけで、剪定や施肥、水やりなど工夫しながら、「理想の色・つや・形」のなすを追い求めています。

林さん

800年の歴史を誇り、世界遺産登録をめざす宇治茶。和束町の茶農家の5代目に生まれた林さんは、迷いなく家業を継いだひとり。自然にも健康にもいいお茶を作りたいと、有機栽培に力を入れています。

林さん一家

抹茶ブームで原料となる碾茶の生産が伸びる中、林さんの家では14年前に碾茶工場を新設。父、弟、叔父と全員お茶の農家で、工場ではそれぞれ個別に碾茶を製造できることから、家族でありながら、腕を競い合うライバル同士でもあるとか。800年の伝統を守りつつ、新たな挑戦を絶えず続けていきたいと語る林さん一家でした。

かき氷

「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」では、平素から、和束町産の抹茶を使用。夏場はかき氷で提供しています。中川会長も惚れ込んだ、濃厚で香ゆたかな逸品です。

<京都・食への誘い>

花野果(はなやか)市

JA京都やましろ 木津支店の隣に設けられた「花野果(はなやか)市」では、毎朝、地元の農家のみなさんが、採れたて新鮮の野菜や果物、きれいな花を届けてくれています。学研都市として発展を続けながら、自然豊かな農山村の魅力も残されている木津川市ならではの農産物直売所!ぜひお越し頂いて「ふるさとの魅力」を、再発見してみて下さい!(0774-72-0080 年末年始を除いて無休 午前9時半~午後4時半)