2016年10月23日(日)放送の内容
京丹波町井尻地区に広がる「ガーデンヒルズ・やすらぎの郷」。セカンドハウス用の分譲地としてスタートしたものの、今では乗馬クラブや農園、製材所に木工館など、多種多様な施設を備え、都市住民と地域との新たな交流拠点として賑わっています。
その中に立つカフェ「木葉館 MINI ONE」が今回の番組の舞台です。様々なアイデアで、交流のタネを生み出し、地域に活力をもたらしている「ガーデンヒルズ」の管理運営母体、リライフファクトリーの森川社長、そして結婚を機に、大阪から福知山へ引っ越し、丹波の魅力にはまってしまったという「木葉館」のオーナー、かめださんとともに、地域創生につながる「交流の力」について語り合います。
地域が本当の意味で元気になるために必要な「交流の力」について語り合う出演陣。
京丹波町井尻地区に広がる「ガーデンヒルズ・やすらぎの郷」。京都縦貫道の完成で、週末は大阪や神戸方面から訪れる人も多いのだそう。写真は大自然に囲まれた乗馬クラブの風景。
やすらぎの郷に立つカフェ「木葉館 MINI ONE」。もとは鉄骨の倉庫だったとは思えない自然とやすらぎに満ちた空間で、丹波の食の恵みを堪能できます。(京丹波町井尻松ヶ鼻15-4 0771-86-1773)
今回取り上げた食材「紫ずきん」と「ほうれんそう」。いずれも、丹波地域を代表するブランド農産物となっています。
全国的にも名前が知られる丹波産の黒豆。その黒豆を栽培して40年近くになるという野口さん。丹波の新たなブランド品として注目を集める「紫ずきん」の栽培にかける想いを伺いました。
京丹波町では、「食のブランド」をテーマに交流を促進し、地域活性化を目指そうと、様々な企画を進めています。そのひとつが生産者による直売所の拡充。野口さんもまた、可愛い直売所を開き、黒豆の枝豆として販売を行っています。消費者の「おいしかった」のひとことが、また新たな農業への意欲につながっています。
山間地が多く、冷涼な気候の旧瑞穂町エリアは、以前から高品質な「ほうれんそう」の産地として知られてきました。今でも「瑞穂のほうれんそう」は、市場では高値で取引されています。そんな「瑞穂の特産品」をもっと増やし、地域を元気にしていこうと頑張っている、農事組合法人「妙楽ファーム」のメンバー。
法人の立ち上げは今から4年前。「ほうれんそう」の他にも、「京かんざし」や「京の舞妓ふじ(こかぶ)」など、いくつもの特産品を手掛ける中で、休耕地をなくし、農村地としての賑わいを地域に取り戻しています。農業体験の受け入れも積極的に進めていて瑞穂の自然の豊かさと農業の大切さを五感で感じてもらい、その交流の力で地域を元気にしたいと考えています。
木葉館で番組のために作ってもらったオリジナルメニュー。紫ずきんとあわびのガーリックソテー。豆の甘味と香りが新しい感覚で味わえる一品。