今回は、川端二条東入に昨年10月にオープンした肉洋食オオタケから番組をお届けします。

ハンバーグやステーキ、コロッケなど、馴染み深い洋食メニューながら、肉の扱いや調理法にとことんこだわった「唯一無二の一皿」を目指すオオタケ。ご主人の大竹康貴さんは、肉好きが高じて和食の料理人から一転、フランス料理店や精肉店で修行を積んで念願の店を開いた、異色の経歴の持ち主。どこにもない新しい道を切り開く苦労、だからこそのやりがいを、奥さんの世都子さんとともに、語って頂きます。

そんな肉洋食オオタケに、今回番組から提供させて頂いたのは、京都が誇るブランド牛肉「京の肉」と瑞穂のブランドほうれん草。農業の生産現場でも、農家それぞれが工夫を凝らし、どこにもない唯一無二の逸品を生み出すための苦労を重ねています。生産者、料理人、どんな仕事にも共通する「ものづくりへの想い」を現場からリポートします。

語り合う出演陣

「唯一無二の我が道を求める」その難しさや喜びを語り合う出演陣


肉洋食オオタケ

肉洋食オオタケ(京都市左京区新先斗町120-2 075-708-6085)

大竹さん

精肉店で修行を重ねた大竹さん。ブロックの状態で肉を仕入れ、自身でさばきながら肉の状態や部位に応じた料理を考えるのだとか。

亀岡牛

京都が誇るブランド牛肉「京の肉」。その最大の産地となっているのが南丹エリアです。特に亀岡では、複数の肥育農家が共同で子牛や飼料を仕入れ、「亀岡牛」の名前で、出荷を行っています。

八木春樹さん

亀岡で3代続く畜産農家、八木春樹さん。子供のころから牛一筋で、肥育にも独自の考えを持っています。現在320頭程の牛を飼っていますが、毎日、一頭一頭の状態を見ながら餌の配合や管理の仕方を細かく調整。八木畜産ならではの、「唯一無二の牛」を育て上げることにこだわっています。

お子さん達

今では、3人のお子さん達も牧場の仕事を手伝ってくれているそうで、場内にはいつも家族の笑い声が。これもまた、いい牛が育つ秘訣なのかもしれません。

ほうれん草

昭和50年代から、ほうれん草栽培に力が入れられてきた京丹波町瑞穂地区。冷涼な気候で、甘味のあるほうれん草が作れるとあって関西地区ではブランド品として高値で取引されています。

上田逸朗さん

会社勤めから一転、体調を崩した義父の後を継いでほうれん草栽培に取り組むようになったという上田逸朗さん。会社では、経営管理の仕事をしていたこともあり、常に土壌の状態を分析し、データとして管理。肥料の量や石灰分のバランスなどを細かく調整することで、病気や虫の発生を防ぎ、安全でおいしいほうれん草づくりを行っています。

オオタケスペシャルハンバーグ

今回は、亀岡産「京の肉」と瑞穂のほうれん草を使ってお料理を作って頂きました!写真は、「京の肉」を使ったオオタケスペシャルハンバーグ!