九条ねぎ 畑中さん(久御山町)
ここ数年、九条ねぎ栽培に力を入れている山城地域。久御山には大型の調整包装施設が設けられています。施設で洗浄、検品、包装を行うため、生産者はより栽培に力を入れることができるようになり生産量もアップしています。産地としての体制が整う中、新規就農する若手も増えていて、ねぎ栽培は2年目という畑中さんもその一人です。一番、土づくりに気を遣っているという畑中さん。健康に育ったねぎは病気も出にくく、薬もほとんどかけないので安全安心です。常にねぎの色や形、つやなどに気を配り、肥料設計を細かくコントロールすることで風味豊かな味わいに育てています。
京都ポーク 仲本さん(亀岡市)
京都府では長年、柔らかで風味のある豚肉を作るため交配方法を研究し、そして生み出されたのが「京都ポーク」というブランドです。仲本さんは父の代から亀岡市の南西部、水と緑豊かな山中で養豚業を営んできました。40頭あまりいる母豚が年に2回出産するので4日に一度は赤ちゃんを取り上げることになるため、ほぼ毎日豚舎に泊まり込んでいるのだとか。仲本さん手作りの秘密のごはんと新鮮な山水、そして一頭一頭への目配りを欠かさず、健康管理に力を注いでいます。毎日パン工場から仕入れたパンの耳や割れて出荷できなくなった菓子類なども与えています。パンばかりで飽きないように食堂などから出る廃棄食材にビタミンなどの栄養分もプラス。日々の気配りとおいしいごはんが最高級の味わいを生み出すのです。
今回は、十条油小路にあるラーメン店「金の豚」から、番組をお届けします。
コンビニで働いていたところを、スカウトされてラーメンの道に入ったという店主の寺田さん。先輩達の技を盗み見て覚えるうちに27年の歳月が流れ、今年の春から自身の店として経営に携わるように。
「同じ材料を使っても、その日の気温や湿度で、なかなか同じスープに仕上げるのは難しい、その奥の深さがラーメンの魅力」と語るように、常に五感を際立たせ、素材と向き合って「こだわりの一杯」を生み出しています。
そんな「金の豚」に、今回番組が持ち込んだのは、京都が誇るブランド豚と、今や首都圏でも大人気の九条ねぎ。最高級の農畜産物を作りだすため、寺田さん同様、五感を駆使して日々の仕事に取り組む生産者の姿を紹介しつつ、大変ながらも魅力あふれる「ものづくりの仕事」の妙味を、語り合います。
五感を働かせ、自身で考え習い覚えた技こそが最高の味わいを創り出す!ものづくりの醍醐味を、語り合う出演陣。
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