今月は、いつもの放送日時を変更してお届けします。(2020年1月1日 朝10:00~10:30 オンエア)
令和に入っての初めてのお正月。半世紀余りを経てオリンピックが開催されるなど、例年以上に期待に満ちた年明けではあるものの、日本社会は、進む少子高齢化、人口減少社会への対応等、課題に満ちているのもまた現実です。
2020年が、本当の意味で「地域にとって豊かな社会」への幕開けとなるためには、今、何が必要なのか。また京都だからこそ、できる事は何なのか、食と農業の視点から考えていきます。
京都の強みを活かし、食と農業による「新たな地域づくり」についておおいに語り合います。
京都のものづくりの力を再発見する機会ともなった「令和の大嘗祭」。機械や農薬に頼らず、地域が持てる智恵と力のすべてを結集して献上米を育て上げたことは、京都の人々にとっても、大きな自信と誇りになりました。京都だからこそ、いまだ保ち続けているとも言える、伝統や文化、ものづくりの智恵や人々の絆をいかに、次の世代へ引き継いでいけるかが、日本の未来を拓く鍵でもあります。
日本各地には、今も基幹産業が農業であるという地域が多数、あります。そうした地域はもちろんのこと、命をつなぐ「食」や「農業」を軸に地域づくりを進めることは、都市住民にとっても、重要な事。そのために、JAグループ京都が、全国に先駆けて開始した新たな組合員制度について紹介。新制度で、これからどのような地域創生が期待されるのか、みていきます。写真は、朝市や農産物の直売による賑わいのイメージ。
京都が持つ「強いブランド力」をこれからの地域づくり、日本の食・農業の未来にどう活かしていくのか。ブランド化事業30年以上を経ても、輝きを失わせないための「ものづくり」への取り組みや、海外展開についても、語り合います。写真は去年6月に、マドリードにあるデ・ラ・キンタ・デル・パルド宮殿で開催された京都産の農畜産物を使った晩餐会の模様。