今回は、京都市中京区に昨年2月、オープンした餃子の専門店「京都 夷川餃子 なかじま」から番組をお届けします。
不動産業や工務店を営む仲間と共に、いつか飲食店を持ちたいという夢を実現した中嶋店長。自身は、早くから京都の料理店で修行を重ね、昔から好きだった餃子を全面に打ち出しての出店となりました。思い描く味を実現させるまでに、1年はかかったという自慢の餃子。脂身まで甘くあっさりとした「京都ぽーく」と野菜の旨味を存分に活かし、薄目の皮で包み上げた極上の逸品は、まさにオンリーワンの味わい!
料理と共にインパクトのある店内には、芸能人の名前が記されたコップや、独特のネーミングのメニュー、工事現場のような設えなど、「楽しい要素」が満載!「自身が楽しくなければ、いいものは提供できない!」というのは農業も同じ。料理、そして農産物という「ものづくり」を「楽しむこと」で、次のステップを目指すことができる!農業現場と料理人、双方の想いにスポットを当てる30分です。
ものづくりを楽しめる才能こそが、「よりよいもの」を生み出す原動力になる!奔放な会話を楽しみながら想いを、語り合う出演陣。
今回の番組の舞台となった「京都 夷川餃子 なかじま」(京都市中京区西洞院通夷川下ル薬師町652-1 075-223-0141)
オープンキッチンスタイルの店内で、日々、料理に汗する中嶋さん。1年かけて完成させた自慢の味で、今日もお客さんの心と体を満たします。
先月でオープン丸11年となったJA京都の農畜産物直売所「たわわ朝霧」。農産物を出荷する人の数も、売上高も、毎年増加。定年後の第二の人生として、農業を始め、ここに出荷する人が増えています。
9年前から、「たわわ朝霧」に様々な農産物を出荷している中川さん。会社勤めを終え、第二の人生に農業を選んだ一人です。専業農家のように、広い面積でひとつの農産物を大量に作るのは難しいが、家庭菜園の延長で、色々なものを作って直売所に出すスタイルなら自分にもできるかも、そう思ってのチャレンジ。今や、直売所仲間も増え、次は何を作ろうかと考えるなど、色々な楽しみが増しているそう。
南丹市園部町は、京都や大阪といった大都市圏に近く、昔から高品質なお米や野菜の産地として知られてきました。冬場は特産の「しゅんぎく」でも有名ですが、「しゅんぎく」農家の多くが夏に生産しているのが「きゅうり」。水分が多い「きゅうり」は葉物野菜と同じぐらい鮮度が重要!大都市圏に近いという強みで園部産の「きゅうり」は市場でも高評価を得ています。
長年、園部で「しゅんぎく」を生産している高屋さんも、夏にはハウスで「きゅうり」を栽培。水や肥料が不足したり、枝や葉の剪定をおろそかにすると、すぐにストレスで曲がってしまう「きゅうり」。一定以上の品質のものを生産するためには、同じ生産者仲間との勉強会が欠かせません。仲間と共に自らの技術を高め、よりよいものを作る楽しさについて、話を伺いました。
今回は、中川さんの作った「にんにく」と高屋さんの「きゅうり」をお店に持ち込んで、料理を作って頂きました。写真は中川さんの「にんにく」を使った餃子。あっさりとしているのに、お肉と野菜の旨味と甘味が奥深く、バランス良く上品にきいた「にんにく」が、全体をとりまとめ、フレンチに通じる魅力を感じる一皿でした!