JA京都「生姜」久保添さん (宮津市)
京都府北部の海に面した宮津市。天橋立で知られる観光地で、豊かな海産物が自慢ですが昔から野菜作りも盛んに行われています。地域の特産品「生姜」もそのひとつです。大学進学で京都へ来た久保添さん。その後、会社員となりましたが「自分で物を作る仕事に就きたい」と新たに就農者を募集していたここ宮津市に家族とともに移住してきたのが2011年のことです。脱サラで移住してきた自分を、本当に農家の先輩方や周囲の人々が受け入れてくれて、新しい土地に馴染むことができた。」と感謝を語る久保添さん。この地域のために何か少しでもできることをと考え、伝統野菜の育て方や保存法などを継承し、いずれは自分が伝えていけるようにと日々努力されています。
京都府漁業協同組合 販売部長 中西さん (舞鶴市) / 小松商店代表 草木憲一郎 (京都市)
京都府が海に面している海岸線はリアス式海岸になっており、そのため京都府で行う漁は基本的に定置網漁だそうです。京都では昔から定置網漁を行っていて、生態系を傷つけることもない環境にも優しい漁法。また年間の漁獲量はおよそ1万トンと、他府県に比べると少ないそうですが少量多品種で、季節の魚や珍しい魚が上がることが特徴だとか。「この京都でも定置網漁でまぐろがかかるんですよ。」と中西さん。そんな京都産まぐろの希少性を語ってくれたのは、京都市中央卸売場の場外にお店を構える、まぐろ専門店「小松商店」社長、草木憲一郎さんです。京都の多くの飲食店が、その目利きを信頼する、まぐろのスペシャリストです。東京でも「京都産」はブランドとして認識されていて、市場でもほかの地域のクロマグロと比べ、高値で取引きされているそうです。一番の理由は鮮度。定置網にかかったものは、生きた状態でストレス少なく締められるため新鮮なのだそうです。
400年の歴史を持つ、京都市中京区の錦市場。東西におよそ390メートル続くアーケードの商店街には、120以上の店舗が軒を連ねる「京の台所」です。
この錦市場生まれと言われる江戸時代の絵師・伊藤若冲の絵が様々な店舗のシャッター絵として描かれていることでも知られており、人気の観光スポットでもあります。
そんな錦市場から、富小路通を北へ少し上がるとすぐに看板が見えるのが、2020年にオープンしたまぐろ専門店「小松食堂」です。
メニューを見ると、まぐろ、まぐろ、まぐろ!この店の売りは、なんといっても店内のショーケースに並ぶ新鮮なまぐろです。お店の母体は、京都市中央卸売市場場外にあるまぐろ専門「小松商店」。京都の多くの飲食店が、その目利きに信頼を寄せているという。毎朝、活きのいいまぐろが全国から送られてくるのでお店でも鮮度の高いまぐろを味わうことができます。
そんな小松食堂で新鮮な「まぐろ」と宮津の伝統ある「生姜」を使ったメニューを味わいます!
2020年にオープンしたまぐろ専門店「小松食堂」入口
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