JA京都「丹波キヌヒカリ」関岡さん(南丹市)
南丹市八木町船枝地区。昔から高品質なお米や小豆のとれる場所として知られています。地元で米作り名人として有名な関岡さんによりますと、一番重要なのは水加減で、夏場は中干しをすることで、根の張りをよくし、葉の色を確かめながら肥料のやり方なども加減するのだとか。 船枝地区でも、高齢化で農作業が出来なくなる人が増えてきました。そこで、3年前に地元の有志が集まり、「農事組合法人ふなえだ」を設立。農作業ができない人の農地を借り受けて米や小豆を生産することで、豊かな田園風景を未来へと守り継いでいこうと頑張っています。
JA京都にのくに「玉子」 三和鶏園三和農場(福知山市)
京都府内で最大級の養鶏事業者「山元産業グループ」の中核をなす「三和鶏園」。府内各地に農場を持っていますが、中でも三和農場では、セミウインドレスと呼ばれる鶏舎で、40万羽の鶏が飼育されています。空調や餌やり等すべてが機械化され、スタッフひとりで7万羽を担当。安全安心と省力化を実現していますが、やはり人の目は重要。毎日朝昼晩と、鶏達の様子を入念にチェックします。鶏達が喧嘩をしていたら止めに入り、食欲や体調にも気をつける等、まるで保育園の先生のように、一羽一羽に目を配っています。
今回は、京都市中京区にある「昭和の洋食 弥生」を舞台に、番組をお届けします。実はこのお店、以前は烏丸五条近くにあり、「板前洋食彌生」の名前で長年、親しまれてきました。経営者の家族に御不幸があり、一度は閉店したものの、常連客からの熱いラブコールに応えて、見事に復活。高齢となった御主人のかわりに店の経営面を引き受けたのが、現在のオーナー、山本さんです。
もと京都府警の刑事さんで、退職後も調査会社や行政書士など、飲食業界とはまったく縁のない所で仕事をされてきたにも拘わらず、御主人が体調を崩されたことを契機に、一念発起して料理の世界へ。今では2世代にわたって守り継がれてきた味を、見事に再現し、昔からの常連客はもとより、新たなファンを呼び込んでいます。
「未来へと守り継ぎたいもの」を、新しい人材、人の輪で、継承し、発展させていこうという取り組みは、今、京都の農業現場でも広がっています。今回は、新しい絆で、未来へと「真価」を紡ぐ喜び、やりがいを、大いに語り合います。
「未来へと守り継ぎたいもの」を、新たな絆でどう継承していくか、語り合う出演陣。
続きを読む