今回の番組は、京都・鳴滝の音戸山にあるJA京都中央会・中川泰宏会長の別宅から、特別対談企画をお届けします。
ゲストは、綾部市の山崎善也(やまざき ぜんや)市長。今年1月の市長選挙で、過去最高の得票率を得て4期目の当選を果たした山崎市長に、自然や文化、そして特産物である万願寺甘とうなど、綾部市の魅力を伺います。
さらに、いま注目を集めている綾部発のライフスタイル「半農半X」についても語っていただきます。コロナ禍以前からUターン・Iターン希望者を積極的に受け入れ、人口減少問題と向き合ってきた山崎市長。「移住立国あやべ」というスローガンのもと、移住専門の部署を設けたり、移住者の生の声による魅力発信を仕掛けるなど、熱心な取り組みが実を結び、移住・定住者は年々増え続けているといいます。
その中で、実際に綾部市へUターン移住した塩見直樹さんから提唱されたのが、新たなライフスタイル「半農半X」。農村に移り住み、自分が食べる食料を農業で確保しながら、残りの時間で自己実現を行うというものです。リモートワークなど働き方が大きく変わる中で、都市での暮らしよりも田舎での自己実現を求める風潮が、このコロナ禍で高まっているといいます。
関西の農村が直面している人口減少の問題を肌で感じるという中川会長。地方活性化の必要性を唱える山崎市長と、農業政策の大切さと新たな農村のあり方について、熱く語り合います。
中川会長、山崎市長、司会の飛鳥井で綾部市の魅力と新たな農村のあり方について語る
地方活性化には農業と行政の協力が欠かせないと話す中川会長と山崎市長
積極的に取り組んできた移住政策について熱く語る山崎市長