2013年11月24日(日)放送の内容

今回は、木屋町通松原上ルに8年前オープンした中国料理店「京都 大傳月軒」を舞台に番組をお届けします。料理長の海老名さんは祇園育ちで、実家の店のお客さんとして来られていた湖南料理の大家・葉氏との出会いから中国料理の世界へ。修行時代やいろいろな店で働く中で経た「苦難」を「成長の糧」として、今日の成功を築いてこられました。いまでは「大傳月軒」を、東京から芸能人や政治家も頻繁に訪れる有名店に育て上げました。

今回は、「聖護院だいこん」と「えびいも」、ふたつの「京のブランド産品」を見事な料理に仕上げて頂きます。「聖護院だいこん」の産地として知られる淀も、「えびいも」の産地である福知山市も、9月の台風18号で大きな被害を受けました。その苦難を乗り越えて「よりよいものを!」と頑張る農家さんの姿をご紹介するとともに、「苦難を乗り越えるために必要なものは何か」、対談の席で語り合います。

熱く語る出演者たち

苦難を越えて未来を拓くために求められるものは何か熱く語る出演者たち


京都 大傳月軒

今回の番組の舞台となった「京都 大傳月軒」(京都市下京区木屋町通松原上ル 075-353-9021)

海老名料理長

毎日スタッフとともに厨房に立つ海老名料理長

宮大工・北村傳兵衛の子孫

建物のオーナーは明治期の有名な宮大工・北村傳兵衛の子孫の方。厨房は明治時代に立てられた町家の中に

洋館

木屋町に面して立つ洋館は個性豊かなしつらえに

スープ仕立て

聖護院だいこんはスープ仕立てに。体の芯から温まり元気をもらえる一品。

驚きの一品

えびいもがこんな味わいで!と驚きの一品!かけているソースは...秘密です(番組を見てくださいね)

二木さん

淀では昭和30年代に聖護院だいこん栽培が本格化。実は昭和28年に起きた大洪水がその理由だったのです!伝え聞いた当時のことを語る二木さん。

聖吾さん

聖護院だいこんの収穫作業は、いまは二木さんの娘婿さんである聖吾さんの仕事。頼もしい後継者です

台風18号で冠水

福知山市、由良川のすぐそばにあるこの畑も台風18号で冠水。なんと8メートルもの水位が3日近く続いたそう

えびいも

水害を耐えしのいで見事に収穫された「えびいも」。水害の多い土地だからこそ、「えびいも」で勝負したいと語る塩見さん