2014年12月28日(日)放送の内容
今回は、円町近くにある洋食のお店「レストラン ヴェール・プレ」から番組をお届けします。全国各地のフレンチレストランで修行を重ね、もと理髪店だった実家を自身の店としてオープンさせた山田シェフ。「いつまでも愛され続ける味」それでいて、「ちょっぴりリッチな日常のシーンを演出してくれる料理」を提供されています。時代毎に変化する味へのニーズにも応えつつ、先人達の智恵や工夫、想いを今に受け継いで「農産物づくり」を続ける京都府内の農家の生き様にも通じるその料理の世界。今回は、「聖護院かぶ」と「白菜」を使って、番組のためにスペシャルメニューを披露頂きます。
また、生産現場リポートでは、年々変わる天候と向き合いつつ「変わらぬ味」を生み出す農家の技や、度重なる風水害にも負けず農業を続ける西舞鶴地域の農家グループの活動にスポットを当てます。
長く愛され続ける味をどう生み出していくのか、意見を交わす出演陣
今回の番組の舞台となった「レストラン ヴェール・プレ」(京都市中京区西ノ京中保町89 075-461-5411)
旬の食材を使い長く愛され続ける料理を提供する山田シェフ。メニューには、フレンチをベースにしながらどこかほっとする味わいの料理が並びます。
今回番組で取り上げた農産物「聖護院かぶ」と「白菜」
昔から高品質な「かぶ」の産地として知られてきた亀岡市篠地区。「京のブランド産品」にもなっている「聖護院かぶ」。千枚漬の原料としてだけでなく、最近では、和洋中の レストラン関係でも人気が上昇中!
先人達が残してくれた「土」こそが宝。それを活かしながら毎年激変する天候とどう向き合い、「変わらぬ味」を作り続けていくのか、作業をしながら想いを語る「聖護院かぶ」生産者の奥村さん。
出荷前のかぶの「化粧」(根の部分の出っ張りなどを落とす作業)に使われるナイフは、長年使い続けて「弓なりの形に変形」!まさに匠の道具!?
JA京都にのくに(福知山の一部・綾部・舞鶴が管内)直営の農産物直売所「彩菜館」西舞鶴店で、出荷農家の集まりである協議会の会長を務める辻本さん。単に農産物を出荷するだけでなく農業体験教室を開いたり、イベントを開催し、「食と農業」をテーマとした交流活動にも力を入れています。
地域の賑わい創出の大きな力になったとして、今年、京都府の農林水産業功労者表彰を団体で受賞。
「彩菜館」西舞鶴店に野菜や花を出荷する佐織さん。畑は由良川筋にあり、2年連続で、洪水の被害に逢ったのだそう。地域や農家仲間の協力があるからこそ、度重なる被害にも負けず農業を続けることができる~と語ってくれました。
聖護院かぶを使って作られたスペシャルメニュー。奥丹波鶏とともにオーブンで焼き上げた一品。
山田シェフが「意外なおいしさ!」と驚いた白菜のピリ辛マヨネーズグラタン。将来、お店のメニューに加わったりするかも...!?(※メニューはいずれも番組のために作って頂いたオリジナルです)
京都・食への誘い
JA京都にのくに農産物直売所「彩菜館」西舞鶴店。(舞鶴市南田辺 JA舞鶴西支店隣 0773-75-9330 営業時間:午前9時~午後4時半 年末年始休)
今年オープン8周年を迎えた「彩菜館」西舞鶴店。12月6日には、駐車場でイベントが開かれぜんざいなどのふるまいが行われました。雪が舞う寒い日でしたが大勢のお客さんで賑わいました。