主な行事

祇園祭行事一覧

疫神社夏越祭

7月も残すところあとわずかとなる28日、祇園祭もそろそろ終焉を迎えようとしています。「神輿洗式(みこしあらいしき)」がおこなわれま す。10日におこなわれた行事とおなじく、鴨川の水で神輿を祓い清めます。

そしてその神輿洗式を終えて29日に、祭の終了を神に報告し、無事を感謝する「神事済奉告祭(しんじすみほうこくさい)」が八坂神社で執りおこなわれます。

31日に最後の神事となる「疫神社夏越祭」がおこなわれ、祇園祭は幕を閉じます。疫病からの逃れることができるしるしとして、蘇民将来が素戔嗚尊から茅の輪を授かるのが粽の由来でしたが、その茅の輪にちなんで、人が通れるくらいの大きな茅の輪をくぐって、無病息災を祈るのがこの神事です。八坂神社の境内にある疫神社は、祇園祭の粽にゆかりのある、蘇民将来を祀っています。31日は、この疫神社の鳥居に、高さ2メートルを超す大きな茅の輪がお目見えします。祭の無事終了を感謝するとともに、茅の輪をくぐって「蘇民将来子孫也」の護符を授かるというのが、この神事です。参拝者は、茅の輪をくぐったあと、無病息災を願って茅(ちがや)を少し抜いて持ち帰ります。

この「疫神社夏越祭」をもって、7月いっぱいにわたって繰りひろげられてきた祇園祭が、すべて終了することになります。

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