■長刀鉾
- 長刀鉾に子供が乗っているのは
- 稚児:1名、禿:2名、囃し方:数名
- 長刀鉾の稚児・禿はどうして決めるのか?
- 小学校3、4年位の男の子で、本人の資性、気品、健康状態を考慮して、できるだけ氏子の中から選ばれる。
※昔は、町内において順に稚児当番として、各家より出していた。
当時の町内は、50軒余りであり50年に1度のことで江戸時代は、この町に住む人たちの誇りとして勤めていた。又、自分の家に適当年令の男の子がいない場合は親戚、知人から雇い稚児をしていた。 - 長刀鉾には、女性は乗れますか?
- 乗れません。
- 長刀鉾稚児御千度
- 7月1日
八坂神社本殿を右回りに回る(本殿西南角を基点に)
千回回る(町内役員を含めて通算する。)
終わった後に本殿に昇殿してお千度祈祷を上げ、玉串拝礼をする。 - の字を長刀鉾が使用している由来
- 織田信長公が長刀鉾町内に何かを寄進(不明)された時に、自筆で書かれていたとされるを使うようになった。(町内の古老よりの口伝)
又、信長公は左利きであったと伝えられており「長」がとなったのではないかとの言い伝えもある。 - 長刀鉾の名称に「長刀」が使われたのは
- 鉾の竿頭に長刀を用ひているから長刀鉾という。
(町内に伝わる長刀は、祇園会に特殊の関係を持っている故を以て名称となしたと言い伝えられている。)
当初は、「薙刀」であったのではと言われてもいるが、文献によると古今を通じて、みな「長刀」となっている。 - 長刀鉾の鉾頭(長刀)の取付け方向
- 鉾頭の長刀の刃先が前方に向かずに必ず右方(向かって左側)に向けることとなっている。
由来としては、古来御所と祇園社の方向(右方は御所、前方は祇園社)を畏れてわざとこれを避けるためと言い伝えられている。