JA京都「京の肉」森さん (園部町)
南丹地域は、府内の乳用牛・肉用牛のおよそ60%が飼養(育てること)されている、府内で最も畜産が盛んな地域です。今回はこの南丹市で先代から約60年、和牛を育て続けている森さんを訪ねました。子牛にとってストレスと衛生管理が非常に重要だと話す森さんの牛舎は特徴的な木造牛舎。木造住宅と一緒で、冬暖かくて夏涼しい。閉鎖的な建物よりも断熱・保湿・湿度調節に優れており牛がストレスなくのんびり過ごすのに、非常にいい環境となるそうです。そんな森さんの美味しい肉を作るための秘訣をお聞きしました。
JA京都「九条ねぎ」岩井さん (伊根町)
「浦島太郎神社」、「布引の滝」など、文化財や観光資源が点在する伊根町 本庄地区。舟屋など海のイメージが強い伊根町ですが、山に囲まれた地形の本庄地区では農業も盛んです。30歳まで会社勤めをしていた岩井さん。長男の誕生をきっかけにUターンし、現在は父、母、妻と4人で農業を行っています。就農2年目に台風直撃の被害に合い、ハウスは全壊。収入を得るために定置網の漁師をしたこともあったという。いろんな挫折を経験しながら、いまでは周年出荷の安定した九条ねぎ作りができるようになった岩井さん。九条ねぎづくりの秘訣をお聞きしました。
JA京都「賀茂なす」人見さん (亀岡市)
京野菜の一大産地として知られる亀岡市。そんな亀岡市の特産品の一つが、夏の京野菜の代表格「賀茂なす」です。人見さんは「JA京都京野菜部会亀岡支部 賀茂なす部会」で部会長として17人の賀茂なす生産者をまとめる賀茂なす生産者です。「なすの女王」と呼ばれる賀茂なすの栽培は、非常にデリケート。特にここ数年は極端に気温が高くなっているので日の当たり方や水加減など、栽培がとても難しいそうです。子どもを育てる様に大切に育てていると話す人見さんに賀茂なす栽培の魅力をお伺いしました。
JA京都「生姜」久保添さん (宮津市)
京都府北部の海に面した宮津市。天橋立で知られる観光地で、豊かな海産物が自慢ですが昔から野菜作りも盛んに行われています。地域の特産品「生姜」もそのひとつです。大学進学で京都へ来た久保添さん。その後、会社員となりましたが「自分で物を作る仕事に就きたい」と新たに就農者を募集していたここ宮津市に家族とともに移住してきたのが2011年のことです。脱サラで移住してきた自分を、本当に農家の先輩方や周囲の人々が受け入れてくれて、新しい土地に馴染むことができた。」と感謝を語る久保添さん。この地域のために何か少しでもできることをと考え、伝統野菜の育て方や保存法などを継承し、いずれは自分が伝えていけるようにと日々努力されています。
JA京都「京みず菜」二ノ倉さん (伊根町)
丹後半島の北端に位置する、伊根町。岩ガキやブリなど海産物で知られていますが山あいの本庄地区では、京野菜の栽培が盛んに行われています。中でも京みず菜は、市場でも評判が高い伊根町を代表する農産物です。二ノ倉さんは、元は神戸で会社員として働いていましたが、奥様の親戚が住んでいた伊根町への移住、いわゆるIターンと就農を決意し、野菜を作り続けてきました。今では、同じくIターンやUターンで伊根町へやってくる若手農家たちが、その栽培方法を学びに来るほどの「京みず菜の名人」です。お世話になっている伊根町の為にも自分の技術を伝えていきたいと日々努力されています。
JA京都「和牛繁殖農家」土井さん (福知山市)
年に5回開催される、JA全農京都主催の京都府和牛子牛のセリ市。そのセリ市(中丹家畜市場)が行われるのが福知山市です。そんな福知山市で、和牛の繁殖農家として30年以上、京都産の質のいい和牛の子牛を生産し続けている土井牧場の土井さんです。「繁殖農家はやり始めてすぐに結果が出ないという手間の大変さもあるのだが、やったらやっただけ結果が出るのでやりがいがある」と話す土井さん。京都府産の子牛を全国に広めるために、新しい挑戦を続けておられます。
JA京都「丹波ウド」岩森さん (亀岡市)
豊かな自然が育んだきれいな地下水を水源とする亀岡市は昔から農業が盛んな地域です。この地で春の訪れを告げるのは「丹波ウド」。栽培に手間がかかり、温度調整が非常に難しい丹波ウドは我慢と忍耐の作物です。岩森さんは昔からの伝統を受け継ぎ栽培されています。
JA京都「丹波キヌヒカリ」吉田さん (南丹市)
京都有数の米どころ・南丹市。「令和の大嘗祭」で使われるお米の生産地に選ばれたことで大きな注目を集めました。その時献上された品種が丹波キヌヒカリです。吉田さんは土と水、そして寒暖差という恵まれた条件を生かして美味しい丹波キヌヒカリを地元の仲間と協力して栽培しています。
JA京都「ほうれん草」輕尾さん (京丹波町)
京丹波町の瑞穂地域は昭和62年頃からほうれん草の栽培に力を入れてきました。33年前にUターン就農した輕尾さんが中心になってほうれん草づくりのグループを結成。輕尾さんはほうれん草づくりへの長年の貢献が認められ、府から「農の匠」に認定されました。
JA京都「コシヒカリ」北村さん (京丹波町)
京都府のほぼ中央に位置する京丹波町は全国のお米を格付けする「食味ランキング」で最高位の「特A」常連という府内有数の米どころです。お米のおいしさを数値化する食味計でも高い点数を記録している北村さんは京丹波町でおいしい米作りを自信を持って続けていきたい話します。