JA京都「京こかぶ」谷口さん(京都市)
「京こかぶ」は「京のブランド産品」として人気の京野菜で、中でも京北産のものは高い品質で、市場からも高評価を得ています。農業系の学校に通ううち、農業の面白さに目覚め、祖父の持つ京北の圃場で4年前に野菜づくりを始めたという谷口さん。当初は伏見とうがらしを栽培していましたが、「どうせやるなら京北特産の京こかぶを作ってみては」と、地元の京こかぶ生産者、村山さんに誘われ、自らも栽培を開始。村山師匠の下、よりよい生産技術を研究する毎日です。
「京こかぶ」は「京のブランド産品」として人気の京野菜で、中でも京北産のものは高い品質で、市場からも高評価を得ています。農業系の学校に通ううち、農業の面白さに目覚め、祖父の持つ京北の圃場で4年前に野菜づくりを始めたという谷口さん。当初は伏見とうがらしを栽培していましたが、「どうせやるなら京北特産の京こかぶを作ってみては」と、地元の京こかぶ生産者、村山さんに誘われ、自らも栽培を開始。村山師匠の下、よりよい生産技術を研究する毎日です。
飼育頭数約8千頭と、京都府内でも最も大規模な養豚会社「日吉ファーム」。ここでは、自家繁殖で赤ちゃんの時から180日以上かけてブランド豚を育てています。豚舎毎に担当者を決めているので、少しでも調子の悪い豚がいると、顔色を見ただけでわかるのだそう。離乳時から出荷まで、生育状況に応じて種類の違う餌を与え健康でなおかつ、肉質のいい豚を育てています。豚舎内は常に清潔に保たれ、スタッフも1頭ずつにたっぷり愛情を注いでいます。
9月から10月にかけて、食卓を彩る「紫ずきん」。京都府が、お正月の黒豆を改良して作出し、品種登録したのが今から24年前。すでに、京都を代表するブランド京野菜として定着しています。定年退職後、本格的に農業に取り組み始めたという上田さん。農業を通じて地域に貢献したいと、小学校での食農教育や遊休農地を借りて稲作を行うなど、様々な活動を行っています。
その美味しさから、近年、注目を集めている「美山そば」。集落を回って「そばの種」を納入するのは、鶴ヶ岡地区にある地域おこしの会社「タナセン」の柿迫さんです。法人で集落の農作業を全部引き受けると、集落内のコミュニティが失われてしまうので、高齢者の多い地区でも簡単にできる「そば」づくりを支援することで、村を守り、人の輪も守っていこうと頑張っています。「美山そば」のブランド化で需要が増えれば作付けも増え、農地も守れると、地元でも期待の声が上がっています。
すでに半世紀以上、美山のブランド品として人気の高い「美山牛乳」。工場に併設された工房では、ミルク感たっぷりのジェラートに美山の特産品をトッピングして味わえるほか、道の駅内にある直売所では、チーズなどの加工品も販売しています。「美山牛乳」に生乳をおろす牧場は、現在3軒。そのうちのひとつが「美山ふるさと株式会社」が13年前に、開設した弓立牧場です。ここで約70頭の牛の世話をする今井さんは、大阪の出身。北海道で酪農の勉強をしている時に、牧場の開設を知り、美山に移り住みました。豊かな自然の中で、のびのびと牛を育て、美山のブランドを支える担い手として活躍しています。
南丹市八木町船枝地区。昔から高品質なお米や小豆のとれる場所として知られています。地元で米作り名人として有名な関岡さんによりますと、一番重要なのは水加減で、夏場は中干しをすることで、根の張りをよくし、葉の色を確かめながら肥料のやり方なども加減するのだとか。 船枝地区でも、高齢化で農作業が出来なくなる人が増えてきました。そこで、3年前に地元の有志が集まり、「農事組合法人ふなえだ」を設立。農作業ができない人の農地を借り受けて米や小豆を生産することで、豊かな田園風景を未来へと守り継いでいこうと頑張っています。
南丹市日吉町が「京壬生菜のブランド産地」に指定された平成2年から栽培に携わり、今では24棟のハウスで周年、京壬生菜を栽培する谷口農園。東京で農業を学んだ光里さんが、昨年帰郷し、今では親子3世代で農作業に汗する毎日。農業が好きでたまらないという谷口さん親子。ハウスの中にはいつも、笑顔があふれています。
JA京都のファーマーズマーケット「たわわ朝霧」に、1年を通して様々な農産物を出荷している黒田さん。冬場はえびいもと九条ねぎを出荷。10年程前に、建設業を辞めて本格的に就農。その頃から「たわわ朝霧」への出荷を始めましたが、同じ出荷仲間の存在が学びの意欲向上に大きな役割を果たしたのだとか。現在、黒田家では、娘さんの真紀さんが「九条ねぎ栽培」を担当。以前は、農業生産法人で九条ねぎを生産していましたが、独立してひとりで栽培を始めた時、何を基準に育てればいい九条ねぎになるのか悩んだのだそう。そこで、目をつけたのが「土」。専門機関に毎年、土壌成分の解析を依頼し、そのデータをもとに、栽培管理を行うようにしています。
昔から夏野菜で有名な南丹市園部町。冬場の特産品を育てようと30年程前に導入されたのが「しゅんぎく」でした。園部ならではの栽培法を工夫する中で、今では関西を代表する産地のひとつに成長しました。園部では、40件ほどの「しゅんぎく」生産者が、部会を作り、1年を通じて技術の研鑽を行っています。互いの圃場を見て回って勉強する「互見会」をはじめ、市場視察なども行い、需要に叶う味わいの「しゅんぎく」の作出に取り組んでいます。
波穏やかな京丹後市の久美浜湾。湾にそって広がる山地では、昔から果樹栽培が盛んで、秋は特に「梨」が有名です。中でも9月に出荷のピークを迎えるのが「京たんご梨」。品種は、ゴールド二十世紀で、糖度が高く大玉のものはブランド品として、高値で取引されています。長年の勤めを辞め、7年前に、実家の梨園を継いだ能勢さん。手をかける分だけ、成果が表れる果樹栽培に大きな魅力を感じているといいます。同じ丹後の果樹栽培仲間と技術研鑽にも励み、久美浜の地域振興に貢献したいと日々、頑張っています。
KBS京都テレビ
毎月第4日曜日 12:00-12:30
※再放送 翌日月曜日 9:00-9:30
中川泰宏(JA京都中央会会長)
【司会】飛鳥井雅和
京都府内で生産されている安全安心でおいしい農畜産物の魅力を紹介するプログラム。毎回、食材や料理法にこだわりを持っている話題の料理店を取り上げ、店主にインタビュー。産地取材では、農家がどのように、安全にこだわった農畜産物を生産しているか、その苦労や工夫を紹介しています。最後には、とっておきの府内産の食材を使って、料理店でこだわりの逸品を作って頂きます。楽しみながら、食や農業、食文化などについて理解を深めて頂ける番組です。