今回の夢追人は、京都府京丹後市弥栄町の坪倉正佳さんと滋賀県甲賀市土山町の中村哲三さんを訪ねました。
(リポーター:西上真帆、稲富菜穂)
【京都編】
京丹後市弥栄町にやってきました。見てください。こののどかな田園風景。癒されます~
この地域で農業を営む夢追人さんに会いに行きましょう。
今回の夢追人、坪倉正佳さん32歳。実家は専業農家です。大阪の大学へ進学し、外食産業へ就職。サラリーマンとして7年務めた後、自分の農業経営をしたいと実家に戻り新規就農しました。
現在は4年目の若手ファーマーです。
国営の開発農地を借りながら農業しています。広いほ場ですねー
坪倉さんの基本は加工野菜の栽培。白菜、かぼちゃ、さつまいも、キャベツ、長大根、人参など多品目。市場出荷としては小菊を栽培しているそうです。
小菊のほ場で作業する坪倉さん。
こちらが白菜のほ場。母、姉、坪倉さんの3人でされているそうです。
収穫体験をさせてもらいました。大きいでしょ。3㎏もあるそうです。坪倉さんの白菜は漬物などになるそうです。
改めて坪倉さんにお話を伺いました。
「農業は父から学びました。父の言葉なのですが「野菜は手をかけただけいいものができるから畑を毎日観察すること」を口を酸っぱく言われました。だから防除をしたはずなのに蝶々が飛んでいると、まだ虫がいるのかなとか。観察の大切さがわかります」と坪倉さん。
坪倉さんの夢は
「少子高齢化がすすむ京丹後ですが、若手農家が増えています。みんなで協力しあい、法人化し京丹後の農地を守っていきたいです」
【滋賀編】
滋賀県甲賀市土山町にやってきました。土山町と言えばお茶ですよね。この地域で農業を営む夢追人さんに会いに行きましょう。
今回の夢追人中村哲三さん。茶業と水稲を営む中村農園の5代目です。高校卒業後、茨城の農業専門学校に進学。その後、学校の農場に技師として勤務し、24歳で家業の中村農園にて就農しました。
土山茶は朝宮茶と政所茶並ぶ近江三大茶の一つ。長く分厚い葉肉で味・香りが濃く、同じ茶葉で二煎目、三煎目もおいしく飲める『煎の利く茶』として親しまれているそうです。
中村農園は農林水産大臣賞をはじめ、数々の賞を受賞されています。
数年前から和紅茶栽培という新たなチャレンジをしている中村さんご夫婦。
「紅茶もお茶なのでノウハウはありました。出来た紅茶をコンクールに出してみたところ、運よく賞をいただきまして。それから楽しくなりました」と哲三さん。
中村農園の和紅茶を試飲させていただきました。うまーい。
改めてお話をお聞きしました。
「父親には「好きなことをしていいから、25歳になったら帰って来てくれ」と言われてました。いずれ農業をしないといけないのならと、軽い気持ちで茨城にある農業の専門学校に進学し、妻と出会いました(笑)妻がいないと中村農園は成り立ちません。本当に感謝しています。」と哲三さん。
中村夫妻の夢は
「土山という小さい産地ですが、こだわりのお茶をつくり続けることで土山茶の産地を守っていきたいです」
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